夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『葉月』の8月も過ぎ去れば、暑かった日々も忘れ、東京郊外でも初秋に向かい・・。

2011-08-31 21:59:46 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、我家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

日中のひととき、カレンダーを眺めたりすると、『葉月』の8月も最終日となり、
少しため息をしなかせら、微苦笑を重ねたりしていた・・。

思い馳せれば、8月1日は私の住む地域に於いて、『お盆の日』を迎えて、
いつもの年ながら、私達夫婦は私の実家の長兄宅を訪れて談笑した後、
お墓参りをしたりした。

4日の日中、我が家の居間の冷房専用機のセパレート型の下部から、
水滴がポトリ、ポトリと落ち、床を濡らしたので、
どうしたのよ、と私は心の中で叫び、見つめたりしていた。
この冷房専用機は、私が定年退職の4年前の2000〈平成12〉年の初夏に購入し、
遅ればせながら、初めて居間に設置したものであり、熱い日々に孤軍奮闘してきたが、
やむなく買い改めることをした。

そして新たに通常の冷暖房機能のあるエアコンを導入し、
最新の節電と冷房の能力に驚いたりした。


この8月は若き22歳以来、戦争を知らない私でも、
6日には『広島被爆の日』、9日の『長崎被爆の日』、そして15日の『終戦記念日』に於いては、
私は早朝にで手を合わせながら黙祷しているので、
国民のひとりの責務と確信し、行ったりした。


この間、私の住む地域は、昨年と同様に連日の猛暑で、34度前後の残暑厳しい日が続き、
特に18日の木曜日には36度の今年一番熱い日となったりした。
そして19日は、朝の9時半過ぎから、風も伴い大雨となり、ときおり雷鳴を響かせ、
朝の30度から昼下りには涼しげな23度となり、
乾ききった地面、樹木、そして草花も潤(うるお)し、清々しい情景に変貌し、
猛暑から初秋に移り変わり、改めて天上の気候の神々の確かな力に、私は敬意したりした・・。

この後は朝夕は涼しく、日中も30度前後となり、雨も降ったりし、
一雨(ひとあめ)ごとに、初秋に向かっていると実感させられたりした。

こうした中で、我が家の小庭の片隅で、
日中は蝉(せみ)が盛大に鳴き、そして夕暮れから鈴虫、こうろぎの鳴き声の二部合唱なり、
8月の終わりを迎えている・・。

そして台風12号の影響で、昨夜に二度ばかり雨が降ったりすると、
暑さに苦手な私でも、過ぎ去った暑い日々が遠い昔のように感じられてしまった。

亡き作家・演出家の菊田一夫(きくた・かずお)氏の言葉に寄れば、
忘却とは忘れることなり、と名言を遺(のこ)されていたなぁ、
と脳裏の隅によぎったりし、微苦笑を重ねたりしている。


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昨夜、台風の影響で二度ばかり雨が降り、今年の夏に別れを告げて・・。

2011-08-31 11:44:48 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
今朝はさわやかな初秋の微風を受けて、青空を見ながら、
どうしてなの、と思わず微笑んだりした・・。

昨夜、私の住む地域は、小笠原の近海に台風12号の影響で、
二度ばかり雨が降り、そして明日の31日より、台風の影響で3日間ぐらい雨が予測されているので、
もう今年は暑い日は来ないと思いながら、今年の夏にさよなら、と私は思わず心の中で呟(つぶや)いたりした。

このような心情が私にはあったので、さわやかな初秋の快晴の朝を迎えて、
私は戸惑ったのである。


この後、地元の天気情報を見たりしていると、
朝の6時は21度、昼下がりは27度前後、夕暮れの6時は26度前後、
午前中は晴れのち曇り、そして午後になると台風の影響で雨が降り、
明日の一日は本格的に台風の影響で、雨と風に注意いたしましょう、
と報じていた。
そして、今回の台風は、のろまな私の性格に似て、
ゆっくりと北上してくるのかしら、と苦笑したりした。



この後、玄関の軒下に下り立ち、空を見上げたり、
快適な陽射しが受けている樹木や草花を眺めたりしていた。

紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は淡い紫色の色合いとなり、
群生した玉すだれ(タマスダレ)の純白な花が咲き、
かすかに鈴虫の鳴き声が鳴き声も聴こえたりしている・・。

そして平年であるならば秋海棠(シュカイドウ)の薄紅色も可憐な彩(いろど)りを観せくれるが、
暑い日々がの日が続いたので、無念ながらわずか数輪が咲きはじめている。

しかしながら、夏の盛りにに彩った高砂木槿(タカサゴ・ムクゲ)は、
今でも20数輪咲き、夏の匂いや香りを残しているので、
私は微笑しながら、しばらく眺めていた・・。

微風が身体を通り過ぎると、
心身心地良く、台風が来る前の穏やかななひとときかしら、と思ったりしている。

このような情景を眺めていると、
今年も暑かった夏の終わりを受けとめて、
初秋の時節を迎え、そして秋のうつろう情景に思いを馳せたりしている。


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