世界に一つだけの姥花日記

貴方は貴方らしく私は私らしく、世界にただ一つだけのきれいな花を一生懸命咲かせましょう。
シニア主婦の平凡な日記です。

23回忌の法要を終え~父母への想い

2018年07月23日 | 家族


今日は大暑だそうです。

一年で最も暑くなる日と言われていますが、今年はもう毎日が大暑ですね。

いまだかって経験したことのない猛暑の日々!皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私は一歩も家を出たくない気分の毎日ですが、

こんな暑さの中でもお腹を減らす輩が我が家にはおりまして・・・(苦笑)。

最低の日々の買い物だけはしなければなりませんね。

ひとりなら家にあるもので何とか済ませてしまうのですが。

熱中症で倒れる大半の方が65歳以上の高齢者と聞いています。お互いに気をつけましょう。


昨日は母と父の23回忌の法要でした。

私の両親は1996年同じ年の2月に母が他界、8月に父が後を追うように亡くなりました。

76歳と81歳、悲しいかな、今でいう平均寿命までは生きられなかった父母です。

父と母はいとこ同士でした。

父の父(私にとって祖父)と母の母(私にとって祖母)は姉弟だったのです。


母は造り酒屋の商家に育ち、娘時代は蝶よ花よと何不自由なく育ったようです。

それとは相反して父の家は大学教授の父親を筆頭に厳しい教育一家でした。

畑の違う家風にお嫁に行った母は戦争、原爆を体験し、戦後は結核を患い、

苦しい時期もあったと聞いています。

が、持って生まれた性格か、育ちからか、決して不満や愚痴を言う人ではなく、

着物の似合う、どことなく華のある美しい人でした。

茶道、華道、日舞を習い、芸事に通な母でもありました。料理も得意でした。

4人の孫たちをこの上なく愛し、遠方に住んでいたにもかかわらず、

そのお世話には労力を厭わない人でした。

孫たち(私の長女長男、姉の長女次女)もおばちゃまが大好きでした。


父は矍鑠としたやや気難しい人でしたが、ダンディーなかっこいい父でした。

書斎の文机の前に座り、読書をし、常に何かを学んでいる父の後ろ姿は、

今なお深く脳裏に焼き付いています。

晩年は今でいうガーデニング、植物を育てることに興味を抱き、

時間があると庭に出て、草花の手入れをしていました。

研究熱心な父は植物の成長記録をまめにつけ、その大学ノートは数冊に及んでいました。

サラリーマンだった父でしたが、やっぱりお父様は大学教授に向いていたかもしれないわね、

と、姉とよく話したものです。

やや背を丸くして縁側に座り、タバコをふかしながら、

ぼーっと庭を眺めている父の背も忘れられません。


孫たちが小学生の時、私たち姉妹は同じ時期夫の海外駐在のため海外暮らしとなりました。

今思うと父母はどんなに寂しかったことかと。

一度に娘たちも孫たちも遠くへ行ってしまったのですから。

今のようにスカイプがあるわけでも、インターネットがあるわけでもありません。

当時まだ海外は遠かったです。

しかし、そんな両親の寂しさ、空しさをどこまで私は理解できていたでしょうか。

もっともっと密に連絡を取るべきだったと今頃反省しきりの私です。

それだけが私の親不孝だったでしょうか。

でもね,お父様、お母様!

私たちはお二人のいっぱいの愛のおかげで今、とても幸せです。

孫たちはもちろんのこと、お父様、お母様の知らない孫たちの連れ合いも、

みんな素敵な立派な人たちですよ。

そしてその子供たち、お父様、お母様にとって曾孫、

皆いい子ばかり、元気にすくすく育っています。

昨日の法事では皆が一同に会し、とても楽しい和気あいあいとした一日でした。

 

これも全てお父様とお母様の愛のおかげ!

これからも天国で私たちの健康と幸せを祈り、見守っていてくださいね。

本当にありがとう!感謝しています。

 

申し訳ありません。しばらくの間コメント欄を閉じさせていただきます。

 



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