夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

貴重な放送用カメラを調整

2021-04-23 09:43:31 | Weblog
地元の風景を撮るのに使う3管放送用カメラ Ikegami HL-95 は2年前に修理レジ調整も済ませていました。
水平位置がちょっと右にずれていますが相対的にはレジがピッタリ合わせたし生出しの映像は良好なのでそのままとします。

自分の記事を見てレジ調整はカメラ右側面のカバー内にVRがあるのを思い出しました。

先程ここにモニターを繋いで生出しの映像でレジを確認しました。
レジ調整は下手にいじると収拾がつかなくなります。

改めてBVV-5の設定も確認。


初めて知りましたが外部電源又はバッテリーを入れるとスイッチオフでも一部の回路が生きていて、


カウンター(タイムコード)の表示が出るんですね。


ところでこのVCRは前のユーザー、恐らくどこかのTV局が定期的にメンテナンスに出していたようです。


ヘッドも2000H対応になってます。


もうひとつ、これは前から気付いていましたが、スイッチを切る順序は①カメラヘッド、②BVV-5 が正解です。
カメラヘッドはBVV-5から電源が供給されるのでそれを先に切るとレンズのアイリスがその時点のまま保持されるんです。

CCDカメラなら問題ないでしょうが撮像管の場合、その状態でうっかり太陽に向けたら管が焼けちゃいます。

カメラヘッドを先に切ればアイリスは自動でクローズになります。


夕べフランジバックを確認したらずれていたので簡単に調整しましたが改めて条件を整えてしっかり調整しました。
窓のカーテンを閉めてアイリスが開放付近になるようにして自作のコピー版チャートを使用、距離は約3m。波形モニターも併用すると楽です。


途中、電源をバッテリーに変更してこんなことをやってたらアラームが出ちゃいました。しっかり充電したはずですが。
せっかく外でテープを入れて試し撮りしようと思っていたのに!
テスターで当たると電圧は13V以上あるんですが中古のバッテリーだから劣化してる?
放電器にかけてリフレッシュ。それから充電だと今日試し撮りできるかどうか。

コメント
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