2001年から長く使ってその後休ませていた Ikegami ITC-870 。
池上通信機初の3CCD 業務用カメラです。
年末にカメラの点検を開始しましたが先日は放送用 HL-83 が元気なことを確認して第二弾。
問題なく動作するだろうと甘く考えていましたが電源が入りません。
AC アダプタからは正常に DC12.4V 程度来ています。
ヒューズを確認しましたが導通はあります。テスターでチェック。5A のミゼットタイプです。
ヒューズは見た目で判断するのは危険。これは現役時代長く機械の修理をした経験からです。
念のためパーツボックスに買い置きの同じ物があったので交換しました。
改めて電源を入れるとしばらくしてランプが点灯。「直ったかな?」
でもスイッチを入れ直したらまた入りません。
どうかすると入ることがあってしっかりカラーバーが出ました。
DC コネクタの接触不良も疑って接点クリーナーで清掃。
POWER ユニットを抜き差ししたりあれこれやっていたら "4 P/D" 基板を抜くと電源が正常に入ると判明。
基板の奥にコネクタがふたつあるのが抜け掛かっていたのかと挿し直し。
コネクタをしっかり挿して確認しましたが駄目でした。
一度だけ電源が入りましたがカラーバーは出ますが映像は出ません。
この基板が壊れたのは間違いありません。
なるほど、CCD 系の基板なんですね。
私の知識と技術ではこの先は無理。真空管や電磁接触器世代ですから。
十分活躍してくれたカメラですが長い間お疲れ様でした。感謝!
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