朝10時前にチャイムが鳴りました。
段ボールに厳重に梱包された荷物が届いたんです。
中身はこれ、W8の年代物のカメラです。
今は存在しない「アルコ写真工業」製カメラ。
3本ターレットに 1/4" 1/2" 1 1/2" Dマウントレンズが付いています。
巻き取りリールは貴重です。
アルコ純正のリールでした。
冷えていたのでレンズが曇りましたが室温に馴染んだら消えました。
これを保護したのはレンズにフォーカスリングがあるから。フル規格の D マウントです。
望遠の 1- 1/2" (38mm)
D マウントレンズは色々あって、固定焦点やアイリスをカメラ側でやる物もあります。
これがなんと絞り羽根が12枚。これはすごい!!!
写真がうまく撮れませんでしたが12枚羽根でしょ。
標準と広角は当たり前の6枚ですがこれには感心しました。
左は標準レンズでフォーカスリングがありますが右の広角は固定焦点ですが実用上問題ないでしょう。
標準レンズの作りは実に精密です。
これもすごい機構です。なんとシャッター開角度が可変式。
ゼンマイを巻いてシャッターを下げると軽快な音で駆動しました。
恐らくこれを回すのは数十年ぶりでしょう。
アルコ写真工業の物作りの姿勢には恐れ入ります。
素晴らしいカメラを手に入れたと感動。これが送料別で¥1,000也ですよ。
感動したのもつかの間、ここで事件発生!
改めてゼンマイを巻いて駆動していたら止ったまま動かなくなりました。
御高齢のカメラですから久しぶりに動かされてビックリしたんでしょうか。
こりゃあなんとしても直す必要がありますね。
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