工房のカメラの中で HL-95 は特別扱い。
これこそ稼動状態の個体は日本に、否、世界に何台存在するのでしょう。
棚から降ろして調整台に鎮座。VA-95SA を介して BVV-5 を合体させてあります。
とにかく重いカメラです。
大切に扱われたことが伺えます。
レンズは FUJINON 。コネクタは 12pin です。使い込んだ味があります。
BVV-5 のコネクタ部です。電源は XLR4pin 。
外部モニターに繋ぎ、電源もアダプタから供給して
電源を入れると、VF 画面に前にも出た警告が点滅。別に驚きません。
カラーバーは問題なく出ました。
念のためカバーを開けて目視確認。門外漢ですから何もわかりませんが。
でも今回このラベルを見つけました。撮像管はダイオードガンプランビコンでこれは Gch 。
一本百万円とも言われるこれが R,G,B 3本使われているんです!
カバーの裏に私が書いたラベルが貼ってありました。必死で修理したんでした。
MEMORY BREAK は電源投入後しばらくすると消えるので見なかった事にしましょう。
いつものように生出しの映像を確認。Bruno 爺さんの出番です。
曇り空で窓からの光が弱いので 100W の投光機でライティング。
問題なく映像が出ました。ホワイトバランスは白い紙で取りました。
このカメラは以前試し撮りをした時の動画をアップしてあります。
Ikegami HL-95 Test_03 April 24,2021
大切なカメラですからこれからワックスを掛けて磨いて保管します。
次の動作確認はもう一台ある HL-79E にしましょう。
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