映像が出なくなった業務用カメラ Ikegami ITC-870 の修理に挑戦。
4 P/D 基板の電解コンデンサーの液漏れの件です。
夕べのうちに怪しい2本を取り出しておきました。
これが怪しい電解コンデンサーですが 35V 220μF は底のゴムキャップが膨らんでいました。
パターンの穴が半田で塞がっちゃたので不器用な手先で半田吸い取り器を使って掃除。
新しい電解コンデンサーを差し込んで
パターンを傷めないように慎重に半田付け完了。別件で前に失敗したことがあります。
基板を本体に挿入。コネクタも狭いスペースでなんとか挿し込みました。
POWER ユニットも戻して電源 ON 。「入った!」
生出しの映像がモニターに出ました!!!
大成功です。きれいに掃除してコレクションの棚に戻しましょう。
今回は基板をなんとなく観察したのが吉と出ました。
それと気付いたことがあります。池上のカメラは業務用と放送用では設計思想が違うんですね。
放送用はニチコンの電解コンデンサーですが業務用は違っています。
次回電源を入れると他の電解コンデンサーが壊れる可能性がありそう。
電解コンデンサーは元々寿命があるというのはわかっています。
そういえばかつて池上の人が古いカメラは電源投入時に壊れることがあると言っておられました。
今回はまさにその現象と思います。
まあ直ればいいじゃないですか。朝から気分爽快です。
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