夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「暗号名はゼロ」―21―

2006-10-02 01:10:08 | 自作の小説

それから―

レベッカを部隊に送り届けると・・・ゼロはアンディの城へ 引き返し

ドタバタの末に {世界統一同盟}は 一網打尽となった

ゼロは 新しい任務についたとかで

レベッカは大学へ戻り また研究生活を続けている

いつかゼロに また会う日はあるだろうか

レベッカには 分からない

ただ 懐かしく思い出す

頭がまぶしすぎるほど輝く 料理上手な心優しいボディガード

父親違いの兄のこと

生きていた母のことは できれば忘れてしまいたい(笑)が―

今でも{世界統一同盟}なる組織が 何を思い 野望とし信条としていたのかは よく分からない

ただの誇大妄想か冗談であったのか

全ては遠い

それでも困った時には ゼロが現れてくれる

そんな気がする

きっと

―おしまい です―


内田康夫著「上海迷宮」徳間書店

2006-10-02 00:35:41 | 本と雑誌

内田康夫著「上海迷宮」徳間書店
林教授に「会ってほしい」と電話を受け 浅見光彦は若い女性と待ち合わせる

彼女は母国で公安に 殺人容疑でひっぱられた父の身を案じていた 彼女も友人の死体を発見し 容疑をかけられているという

裏のある仕事依頼もあり 上海へ船でいくことに

そこで浅見は錯綜する謎を見事 解明できるだろうか

長く続くシリーズには お約束のパターン 偉大なるマンネリができる

すぎれば くどさばかりが強調されるが

目もと涼しい育ちよさげな好青年 が 売りであったはずの 浅見光彦

爽やかさがなくなってきています

仕方ないのでしょうか

初期の作品の頃の事件への真摯な態度

あれが懐かしいです