「夕顔の女」愛人として死んだ母 その娘は縁あって結婚したが 夫との暮らしが バカらしくなってきて 自由を選ぶ
理想の女性 妻らしい妻
対して紙きれ一枚で ふんぞり返り 人間として 深いものがないように書かれている家族 ヒロインに対しても いささかの反感を覚えつつ読みました
「北国から来た女」 田舎から出てきた娘が恋を得るまで
「茜の女」美人なのに―縁遠い で見合いしてプロポーズもされた けど―
本当の気持ちって見つけにくいもの・・・かしらん
「江戸紫の女」 自分が主役でないと機嫌が悪い女は娘を離婚させ 孫娘の縁談も壊そうとする
「藍の女」 借金を残し女と出ていった夫 姑と二人 織物を織って生きてきた そこへプロポーズ 思いがけなくも・・・ 嫁に優しい言葉をかけられない姑
幸せを祈る心
意地っ張りは損と知りつつ そんなふうにしか生きられなかった姑を
その死後 懐かしく思いだす
「パナマ運河にて」 豪華客船での船旅途中で 浮気をし隠し子さえいる夫との離婚を決意した妻は その旨 手紙で送る
追いかけてきた夫は 離婚などしないと
ここから急に悪女物
被害者に見せかけ 妻は夫を殺すのだ
「シンガポールの休日」 結婚を考える女と旅行 だが男の思うようにはいかず 女心に振り回される
24年前に発行された本です
日本のおんな
これから どう変化していくのでしょうか