浦之助手留帳・二
松平定信の方針で隠居したものの まだまだ元気な浦之助
持ち込まれる相談も多い
妻と妾がありながら 美女にはすこぶる弱い はっきり言って女好きである
似合わぬ堅物息子の意見にも ―若いのに小言爺いめが―と こたえない
物語の冒頭 複数の追っ手に斬られ 橋の上で多分若いらしい武士が死ぬ
浦之助の所へ相談持ち掛けた武士こそ その死んだ者
幽霊でござる―という武士の父親の真意は何処に?
藤の花の美女に心ときめき 息子 鷹之助に近付く昔の女 多情の後家 更には 鈍感すぎる鷹之助を慕う女目明かし深雪の一途な姿には心痛め・・・
忙しく動く浦之助
ゆっくり隠居生活は まだまだ楽しめそうにありません