夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

どどんと まとめ焼き

2008-02-20 21:33:21 | 子供のこと身辺雑記

どどんと まとめ焼き
どどんと まとめ焼き
時間が無かったので 刻んだ具を入れた溶き玉子を大きなフライパンに一度に入れ焼きあげました

片方のコンロで中華だしを溶いたスープ 酢 砂糖 醤油を入れて 沸騰したら むき海老 グリンピース など 入れて 水溶き片栗粉でとろみをつけます

バカでか玉子焼きはフライ返し二枚使いで ひっくり返し フライ返しで 人数分に切り分け皿に盛り あんをかけて出来上がりです

一枚一枚焼いている時間が無くて横着しました

ホットプレートで焼いても面白いかも

好きな具を入れて自分で焼く卵焼き


北森鴻著「共犯マジック」徳間文庫

2008-02-20 16:35:20 | 本と雑誌

北森こう著「共犯マジック」徳間文庫
北森こう著「共犯マジック」徳間文庫
謎の本「フォーチューンブック」それを持つ者に訪れる奇禍

ぐるりぐるりと不幸は回る

昭和のあの事件この事件も繋がっていた?!

トリッキィな―収録された短編同士の絡み合い
しかも物語の終わりで不幸はまだ終わっていないのだ

不幸があたる占いの本
手に入れ損ねた人間にも不幸はやって来る


あと一品 どうしましょ

2008-02-20 12:03:25 | 子供のこと身辺雑記

あと一品 どうしましょ
あと一品 どうしましょ
肉じゃが
白菜とえのき茸の味噌汁
仕上げに少し山椒をふってみました
余り山椒が多いと嫌う人もいるので
目安は鰻の蒲焼きについてる山椒の袋二つぐらい

そう!余った粉山椒の袋があったのでした(笑)

香りのモノってかけると嫌いな人 案外多いのですよね
焼き鳥にかけても山椒 美味しいのに―

ふようはい(かに玉)もどきを海老で作ろうか 野菜の炒めモノにしようか 思案中です

酢の物もいいかな


東川篤哉著「もう誘拐なんてしない」文藝春秋

2008-02-20 07:44:18 | 本と雑誌

東川篤哉著「もう誘拐なんてしない」文藝春秋
東川篤哉著「もう誘拐なんてしない」文藝春秋
割の良いアルバイトを捜す大学生の樽井翔太郎は 先輩の口車に乗り ただでさえ暑い夏休み・・・たこ焼き屋をすることに

売れ行き悪い下関から関門海峡越えて 門司へ

そこで可愛い女の子に助けを求められ―
彼女の逃亡に手を貸し その苦境を救う為 狂言誘拐を思いつく

ただ者でない花園組組長の娘だと言う

翔太郎は先輩も巻き込み 身代金受け取り作戦を

自主的にさらわれた娘絵理香
その姉で美人で強気で組員(子分)から 組長の父親よりよほど頼りにされている皐月

あれやこれやの人間関係
殺人事件

ワカメ男の活躍?もあるかもしれないクライマックス

この本を読んで一度も笑えなかったら―ちょっと心配です

人前では読まない事も お勧めします

爆笑の発作に襲われる可能性大です

樽井翔太郎の大冒険 もしくは無謀な挑戦
いや 最悪の女運の始めかも(笑)

新作を楽しみに待つ作家さんの一人

ミステリ―は笑いと共に

花丸おすすめです


山本周五郎著「おたふく物語」ハルキ文庫

2008-02-20 00:47:43 | 本と雑誌

山本周五郎著「おたふく物語」ハルキ文庫
山本周五郎著「おたふく物語」ハルキ文庫
「妹の縁談」「湯治」「おたふく」
解説の竹添敦子女史によれば 別々に独立した短編として発表したものを 一つの作品にまとめた為 多少の齟齬はあると

ヤクザな兄を持った為に 婚期を逃し なまじっか器量がいい為に 体を売ってるの妾になってるのと悪い噂をたてられながら 懸命に働いて両親の面倒も見ている健気な姉妹がいる
呑気なタチなので 他人から その苦労は判らない

妹が添いたいと思う男との縁談がきたが 兄がどんな迷惑かけるか 姉を置いて自分だけは幸福になれないと思う

姉は自分の命にかえても 妹を幸せにしてやりたいと動く 「妹の縁談」

婚礼前に熱海へ行こうという誘い しかし姉娘は ヤクザな兄が 金をたかりにくるのじゃあるまいかと心配し―「湯治」

妹も無事嫁に行き 両親の死もきちんと看取った姉娘に 意外な縁談が

ずっとずっと好きだった 十何年 思い続けた男の女房にならないか―

しかし夫となった男は そんな妻の純情を知らず 愛しく思うようになっていたゆえに焼き餅を焼く「おたふく」

みんなを守る為にと罪を被り牢に入った男 しかし しかし 彼の心は深く傷ついていた

長屋の隣りの武士もまた大きな傷を抱えている

似たような思うようにならない・・・・・
まるで合わせ鏡を見るような

そして男は気付く

一人でが無理なら 一緒に生き直せばいい
みんなが不幸でいるより 「凍てのあと」

おさん 参太
女の体 それを受け止めきれず男は逃げ 女は崩れた

女は男を変える この男なら今度こそ!
女は思う

けれど

女房を捨てた男は江戸に戻り 捜して その死を知る

江戸へ着いたら別れるぜ
そう言いおいた別な女が 男を待っている

遂には男に殺された おさん 「おさん」

読み返すと ただただ山本周五郎先生は凄い
女性の描き分け 「おたふく物語」では なんていうんだろ

うん もう すごい 神様

苦労を苦労とぐずぐず言わない姉妹

周囲の人々

遅れたけど やってきた幸せ

幾度となく読み返したくなる物語です