貴族の令嬢でありながらやむを得ぬ事情からマダム・デュプリーとしてドレスをデザインし仕立てていたフィービーは仲介していた女性に正体を明かすと脅迫され 仕方なく出張の仕事を引き受ける
彼女の美しさは良家の令嬢との結婚を思案中の子爵から誘惑を受けー
身分違いの未亡人なら誘惑しても構わない
自分は悪くないといえ子爵の思いこみは鼻につくが
誘惑されるヒロインがそれを嬉しく思う設定
そりゃセクハラだろうにー
などとロマンス小説では思ってはいけないのだろう
ロマンス小説ではあるが 少しもロマンチックには思えない
ヒロインもヒーローも誘惑に弱く 互いの寝室(しかも濡れ場となる場面は寝室だけとは限らない)に潜り込むことばかり 愛という単語のもとに考えているように見える
深窓の令嬢おそるべし
ロマンス小説のヒロインは誘惑には負けないといけないものらしい
それも積極的に(笑)