「題名のない音楽会」
ゲストは松本幸四郎さん
サブタイトルはー松本幸四郎の見果てぬ夢ーを 途中から
番組内容は
テレビガイドには
「王様と私」 序曲(ロジャース)
交響曲ハ長調 第4楽章(ビゼー)ほか
歌 松本幸四郎
三味線 今藤長龍郎
東音高橋智久
稀音家一郎
杵屋勝国悠
指揮 佐藤裕
日本フィルハーモニー交響楽団
と あります
松本幸四郎さんが 関わった演劇 舞台のことなど語られて お話も勿論 興味深いのですが
確か ああ「ラ・マンチャの男」からになるのかしら
記憶違いでなければ
オーケストラをバックに歌われるのです
海外公演もなさられているから 外国語で
素晴らしかったです
外出の化粧しながら見ていたのですが 聴き入ってしまいました
途中で部屋に入ってきた主人が リモコン持ち 番組を変えようとしたから
思わず「観てるの!」と言ってしまいました(笑)
この時間 たいてい主人は他の番組を見ようとするから なかなか見られません
今日はラッキーでした
それと共に 松本幸四郎さんの舞台が観たくなりました
昔 藤田まことさんも「ラ・マンチャの男」や「その男ゾルバ」など舞台にかけられたことがあると思うのですが
ああ藤田まことさんは 春団次や東海林太郎役もいいのでした
亡くなられた方の舞台は 生で観る術はありませんが
自分で自分への誕生祝いは観劇に決めてーなんて家訓(爆) 作りたくなりました
3日連続であったのを録画してみた
以前 映画だけ観た父が「全然わからん」と言っていたのを思い出す
私は原作を読んでいたけれど 何の知識もなしに 映画だけをみれば 些か展開が唐突で分かり難くもあっただろう
NHKドラマは ツクリが丁寧であった
女優・草笛光子さんの語りもいい
文章で書かれた秘剣を動画で視覚化するのも 大変だったろうと思う
時間が ある程度限られ制約ある映画は 削ぎ落とすしかない箇所も多くあり それは仕方ないことなのかもしれない
万人への分かりやすさ 何がどうなっているのかーこれはNHK「蝉しぐれ」に軍配をあげたい
幼なじみの文四郎とふくは いつしか思い合うようになっていた
しかし文四郎の養父は故なき罪で切腹となり 彼は一人 大八車ひいて遺体を迎えに行く
罪人の子供よと罵りはやす人間(板尾創路がヤな奴を好演)もいる中 おふくが押して手伝う
うだるような暑い日
二人の間は近いものであったのに
屋敷へ奉公に上がったおふくは 殿様の目に留まり お手つきとなり 身ごもり出産
限りない嫌がらせもありながら 支えてくれる人間もあり じわじわと文四郎も頭角をあらわしていく
やがて文四郎は父の死が 私利私欲を肥やさんとする里村によるものであったと知る
父は正しい人であった
その里村が おふくとその子供を狙っていた
彼は親友達の協力を得て おふくが身を寄せた屋敷へ救助に向かう
暗殺者達が迫る中 信用できる人間の家へ おふく達を落として 文四郎達は刺客達との死闘となる
道場での因縁ある恐るべき強敵も 文四郎は剣の師匠に伝授された秘剣で退けた
おふく達のいる家に生き残った人間で駆けつけ 更に安心できる人間の家へ向かおうとするが
陸路は里村の息がかかった者達が固めている
家の持ち主が舟持つ土地の人間を紹介し 文四郎とおふく母子は 舟で城下へ向かう
文四郎を慕っていたおふくは切ない
文四郎も「おふくの子供」としてのみ考える
殿様の子供とは考えたくなかった
自分たちの子供ーと出来る運命は ありようはなかったのだろうか
刺客を倒し文四郎は事の次第を 里村と対抗する人間に伝え おふく母子を託した
里村と直接対決をする
里村は追放となり 文四郎や彼を助けた仲間には加増など褒賞があった
それから文四郎は里村の放った刺客に襲われたが 秘剣で勝つ
文四郎の子供が 遠い日 互いを意識した年頃となった時ー殿様の死もあり おふくは出家の決心をする
彼女は唯一 思い残る未練の相手 文四郎に文を送った
間に合って馬で来た文四郎(今は養父の名前継ぎ助左衛門)と おふくは差し向かいで これまでの事を語り合いー
一生の思い出として かなわなかったー望んで得られなかった時を得る
時は過ぎ 彼らはこれまで生きた暮らしの中に戻っていく
ざっと語れば そんな物語です
里村役は平幹二郎さん
舞台もなさるこの方は やはりいいです
私にとってテレビの眠狂四郎はこの方
映画では市川雷蔵さんです
「三匹の侍」も懐かしく
「薄桜記」がNHKでドラマ化 放送されますが
私にとっては「薄桜記」は市川雷蔵さんのモノです(笑)
「蝉しぐれ」
本当にいいドラマでしたので また幸運にも再放送などあれば
どうか お見逃しなく