「クリムゾン・リバー」を書いたジャン・クリストフの「狼の帝国」が原作
最初 精神的な問題からか診察を受ける女性アンナがいて ちょっとしたホラー映画っぽく感じました
一方で惨殺された女性の事件を追う若い刑事ポール・ネルトー(ジョスラン・キヴラン)がいます
既に三人の女性が殺されており 共通点は足が無残に砕かれています
顔はわからないように切り刻まれていますが どうやら三人の顔立ち・外見は似ており 人違いで殺されたのではないかとー推論が成り立ちます
不法滞在しているトルコからの移民女性達
彼女たちは 更にむごいことには・・・女性性器からネズミを入れられ・・・・・体の中を食べられて・・・・いました
事件解決の為にポールが頼ったのは・・・・何かと黒い噂あり現在も殺人の疑いをかけられているルイ・シフエール(ジャン・レノ)刑事でした
シフエールはトルコの秘密組織にも詳しく特殊な情報やツテを持っておりました
最初はポールの頼みを引き受けないシフエールでしたが 気が変わったかポールと一緒に動いてくれます
事実ーポールでは気付けなかったことを教えてくれました
アンナは自分の記憶が偽物ではないかと疑い始め・・・・・内務省高級官僚の妻という自分の立場を不審に思い・・・・・
やがてそれが偽りの植えつけられた記憶であったことを知るのです
下着姿で危険な逃亡を図るアンナ
追手がかかります
逃げるアンナの動きは平凡な人妻のものではありません
自分は誰なのか
アンナは知ろうとします
何に気付いたのかシフエールはポールに事件から手を引くように言いました
危険
ポールは襲われます
何が 誰が動いているのか
シフエールはアンナを追います
逃げ切ったと思ったアンナは入浴しようと準備していましたが
部屋にシフエールが現れます
オスマントルコ帝国の復権を実現しようとする国粋主義の組織「灰色の狼」
彼等が女性連続殺人の犯人 アンナを探していたのです
アンナは組織から薬を奪い逃亡したのでした
高級官僚はアンナを利用するつもりでした
組織の男たちはシフエールが連れてきたアンナを殺そうとします
アンナは組織の偉い人間を殺し 他の男から殺されそうになります
組織に乱入しとらえられていたポールを この騒動の間にシフエールが自由にし
ポールはアンナを救おうと組織の男を追いかけます
シフエールも
組織の男を射殺しアンナを助けるポール
アンナは重傷を負っていますが命に別状はないようです
設定がわかるまで話はずいぶん入り組んで感じられました
若い刑事ポールを演じた俳優ジョスラン・キヴランは 2009年に自分で運転していて交通事故を起こし亡くなりました
30歳だったそうです
共演歴もある女優の妻との間に赤ちゃんが生まれて半年ほどであったとか
将来を期待された俳優さんであったのだとか
かなり前に録画していたものを消化せねば・・・と観ました
ジャン・レノ氏が出ているーそれだけの理由で録画していたものです
陰惨に始まり・・・やや明るく終わる映画でした