昨年の春かに植えたたぶんさくらんぼの苗木が2本とも冬の間に枯れていてー植木屋さんが切ってくれて切り株ばかりが残っていた
ダメだったかぁと諦めていたところ 数日前から ちっちゃな芽みたいなのが出て育ってきた
切り株から新しい小さな枝が出来つつある (それも2本とも♪)
どうやら復活したらしい
嬉しくて日に何度か眺めに行っている
来年の春には花が見られるかも
間隔あけて この春に植えた金寿モクレン(黄色)・ガールマグノリア(紫色)・白花モクレン(白色)
高さは120センチくらいです
五年もしたら 以前からある樹木達と高さも負けずに成長してくれているでしょうか
数年先の庭の風景を楽しみに植えています
最初 庭に紫木蓮を植えたいと思ったのは 学生時代 駅から家までの間に ぼっかりと咲く紫木蓮の木がありました
今はもうありませんが 家を出て五分くらいの場所には道路の両側にピンクの夾竹桃がずっと植えてありました
夾竹桃の並木を抜けて見上げた空に浮かぶ紫色の花
駅近くまでいけば紫陽花の綺麗なお宅もあり 歩きながら季節の移り変わりを感じたものでした
代替わりや建て替えで 現在は失われてしまった景色を 学生時代に眺めた風景を思い出します
それから若くして病死なさった花郁悠紀子さんという漫画家の作品に「白木蓮抄」なるものがありました
妹さんの波津彬子さんも漫画家として現在も上質な作品を描き続けておられます
母の妹になる叔母が石川県に嫁いでおり 長い休みには遊びに行くことも多かった私は 勝手に石川県出身の漫画家さんに親しみを覚えておりました
以前からある紫色の木蓮が枯れて
様々なこと思い出し ある種の郷愁など覚えつつ 苗木達の成長を楽しみにしております
人の命と同じように 木や草花も枯れてしまうこともあります
ただ人の命と違うのは
木は切り株から新しい命を生み 復活し再生することもあり
今度は枯らすことなく 蘇ったこのひと枝を大切に育てていかなくてはーと思うのです
その木達の近くの地面にとのさまガエルがいました
雑誌で眺めるような華やかな美しい庭をつくる才覚は無いけれど せめて植えたモノくらいは枯らさないようにしなくてはー
と毎年 春から初夏には思うのです
ああ 進歩も成長もありません
せめて雑草が無い庭を・・・目指そう
なんて低い理想でしょう