夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

帰宅してお昼ご飯を食べながら

2015-07-23 08:59:35 | 映画
BSプレミアムで「サンダーボルト」(1974年 アメリカ映画)を観ました

サンダーボルトはクリント・イーストウッドの役名です

有名な強盗犯という役柄

のどかな田舎町の教会へ停まる車 レッド(ジョージ・ケネデイ)が下りてきます
いつもの仏頂面 

場面変われば 中古車店 足をひきずるように歩く若者ライトフット(ジェフ・ブリッジス)
試しにエンジンかけろよーと店主に言われ 「義足だから乗りこなせるかどうか」などと言う会話のあと 急に発進
新古車の派手なトランザムを まんまと盗んでいきました

教会の中には神父姿のサンダーボルト 
ぺたんと撫でつけた髪形も聖職者のいでたちも全く似合っておりません

教会に入ってきたレッドは銃をぶっぱなしー

サンダーボルトは走って逃げます

ちょうど走ってきたライトフットの車に飛びついてー

追っかけて来るレッドの車


バンバン撃たれるトランザム -ああ なんてもったいないー・笑


初対面の二人はいつしか意気投合
ま そこは色々ありますが


有名なサンダーボルトと知ったライトフットは感激です


50万ドル隠しておいた建物は無くー
じゃあ もう一度強盗やろうよーって話になって その強盗のための資金を働いて稼ぐ男達
大金目標に レッドと相棒(ジェフリー・ルイス)も加わってー


強盗するために マトモに働く発想が何処かおかしい
妙にのどか


その計画のためのあれこれも面白いですし
二度も被害に遭う男も気の毒です


で 些細なことから破綻 レッドの相棒は死に

凶暴な本性むきだしにレッドはライトフットとサンダーボルトに襲い掛かり

殴るわ 蹴るわ

よくぞ二人が生きていたーと思うくらい


車と大金持って逃走のレッド

しかし警察に見つかり

レッドは獰猛な犬に食い殺されます

凶暴な男は より凶暴な犬に遭遇したのでした

「最悪な死に方だ」
と警官が言います



ヒッチハイクで車の荷台に乗せてもらったサンダーボルトとライトフット

おろしてもらって見回すとー
なんと見覚えのある建物が!

もう無いと思っていた小学校

記念建造物として移築されていたのです


広い道路を横切り校舎の中に入ると見学客 夫婦らしき二人

妙な雰囲気に二人が出ていくと
ライトフットが外の見張りをして
サンダーボルトは黒板の裏に隠してあった50万ドルを見つけました


移築されたのにーそのまま あったのですね



サンダーボルトは新車のキャデラックを買って運転して戻ります

待っていたライトフットを拾ってー

ライトフットは山の向こうに行こうかーと
しかし話しているうちに様子がおかしくなります


ガンガン レッドに蹴られた後遺症からか ライトフットは大金は得たものの死んでしまいます


車を停めて ライトフットのー相棒の死を知るサンダーボルト


この時ジェフ・ブリッジスは20代半ば


1930年生まれのクリント・イーストウッドは44才あたり



なんともいえない表情になったサンダーボルトは 助手席にライトフットを座らせたまま 運転します
ドライブを続けます

その場面にかぶる歌の歌詞が いいです

夢見た大金は得たけれど 死んでしまったライトフット

そのライトフットを失ったサンダーボルト




この時代 片方が死ぬ映画 結構あったよねーなんて そこも懐かしく思い出しながら

監督はマイケル・チミノ氏



この時代の映画は{懐かしさ}が勝ちます


それぞれの俳優さんの若さも


あ カリー役というゲイリー・ビジーさん うっかり見過ごしてしまいました

もっと真剣に観ていれば よかった^^;



空き箱 大好きなんです

2015-07-23 08:53:40 | ペット
予約しておくと発売日の一日前に届くモノらしい





ポスターの特典付きで届いていた

長男は倖田來未さんのフアンです


それが入っていた空き箱を 長男が部屋の隅に置いていてー

「自分のモノよね」と入ったのが 瑠奈さん






「文句ある?」と 言いたげです

ピエール・ルメートル著「死のドレスを花婿に」(文春文庫)

2015-07-23 00:53:57 | 本と雑誌
死のドレスを花婿に (文春文庫)
ピエール・ルメートル
文藝春秋



「その女アレックス」より先に書かれた物語


殺人犯として逃避行を続けるソフイー
しかし彼女はかつて 愛する夫がいてその子供を妊娠しており 幸せな結婚生活を送っていた


全ては偏執的に彼女を狙う男フランツの為に始まった


そのことを ソフイーは 逃亡に利用するつもりで フランツと結婚してから知る


この男が 愛する夫の命を奪った
ばかりかー


ソフイーは復讐を誓う




ソフイーを殺す目的で追い続けたフランツだが いつしか彼女を心のどこかで愛しー







誰だってソフイーのような目には遭いたくないだろう
全部奪われたらー


「その女アレックス」との共通点は 犠牲者の反撃



訳者あとがきと千街晶之氏の解説をまず読んで 買うか(読むか)どうか判断されるといいと思います

独特の クセのある作風の作家さんですので
好き嫌いは分かれると思います