夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

酔いっぷり

2016-08-17 22:31:53 | 子供のこと身辺雑記
私は少しでもアルコールが入るとすぐ顔に出る
たぶんコップに三分の一のビールかチューハイで赤くなる

だから普段は余り飲まない

それに早い時間も飲まない
運転をしないといけない用事ができた時に困るから

盆休みで娘が戻ってきて 夜 子供達がチューハイやらビールやら飲むものだから少しだけお付き合い


すると娘が言った
「いいな おかあさん 顔に出て」

娘は幾ら飲んでも顔に出ない
赤くはならない

多分 私の母に似たのだと思う
母は呑んでも顔に出ない人だった

娘「ちょっとは赤くなったほうが女らしく見える気がする」


長男は私に似てしまったのか とても顔に酔いが出る

先日 飲み会から帰宅した時などは 顔ばかりか身体も赤くなっていたと言う


顔色に酔いが出ない娘は何本かチューハイをあけたあとに言った
「これでもわたし 少しは酔ってるんだけど」

酔いが顔に出ない娘は会社の付き合いの酒の席で 酔ってないと思われて「もっと飲め」とすすめられることもあるそうで

酔って真っ赤になってる女性もあんまり見た目よくないと思うけれど

顔に出ない娘にも 無い物ねだりな部分もあるのだなと


外での飲み過ぎには注意してくれたらーなどと思いつつ
娘の言葉を多少 面白くも思ったのでした

「レミゼラブル」(2012年 イギリス映画)

2016-08-17 11:55:35 | 映画
レ・ミゼラブル [DVD]
クリエーター情報なし
NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン


ミュージカル映画です
原作そのままではないので ちょっと度肝を抜かれるような始まり方をいたします

お腹を空かせた姪の子供の為にただ一個のパンを盗んだ為に捕えられ苛酷な労働を強いられたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン) 
囚人24601号としての19年

下向け 下向け 死ぬまで徒刑の身 あと20年 この生き地獄 どうか聞いてくれ
イエス様は知らぬ顔
下向け 下向け とっくに忘れたさ

ここを出たら一目散 消え失せる

囚人たちは希望の無い暗い歌を歌っています

ジャベール(ラッセル・クロウ)が番号でジャンを呼び 水に浸っている旗をとってくるように命令

太い木に結わえられとっても重い大きな旗を背負うようにして持ち上げるジャン
ヘラクレス並みの膂力が無ければできることではありません


その許可証は一年もの赦免で出ることとなったジャンですが 完全なる自由ではありません
許可証には危険人物と書かれており その為に何処に行っても仕事をもらえません

盗みの罪は5年ですがジャンは度々脱走を企てた為に19年もの囚人暮らしとなったのでした


ーついに自由だ 奇妙な気分だなーとジャン
けれど生涯 仮釈放の身
仕事はなく人々は冷たく 心はますます荒んでいきます

ジャンを見つけた司教様(コルム・ウィルキンソン)は「持てる物はわかりあわねばー疲れた様子だね 心の痛みも恨みも今は忘れて」と
手厚くもてなしてくれましたが ジャンはその教会にある品を盗んで逃げて捕まります
ジャンはもらったのだと盗んだ品について言い訳してました

司教様は言いました「そうです だが友よ 急ぎ過ぎて うっかりなされたな これも差し上げたのにー最上のものを置いていくのかね」


司教様の言葉はジャンの心にもしみました
「神の御心です この銀の燭台を使って正しい人に
殉教者たちの証言とイエス様が流された血により 私は数多の魂を救い神に捧げよう」


「神よ 俺はなんてことをした! こそ泥になりさがるとは!
別の人生があるというのか

恥ずかしさで胸がはりさけそうだ

悔い改める

ジャン・バルジャンは死んだ
俺は生まれ変わるのだ」


そう誓ったジャンは8年後 名前を変えてマドレーヌとし 市長となって尊敬される人物に
しかし ここにジャベールが警部として赴任してまいります

事故にあった老人を救う為に動いた市長の怪力ぶりに ジャベールはジャンを思い出してしまったのでした
ひそかに当局にジャンのことを問い合わせます

ジャンがもめごとの解決を工場長に任せた為に ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)は工場をクビになりました
娘のコぜット(イザベル・アレン)を預けた宿屋の主人からは コゼットが病気だからお金を送れと手紙が届いているのに
ファンティーヌの美貌を妬む女達の嘘と工場長の意地悪により

長く美しい髪を売り 歯も売って それでも足りずに自分の身も売るしかなくなったファンティーヌ

夢破れてー嘆きの歌を歌います


乱暴な客のからかいに殴ってしまったファンティーヌは 通りかかったジャベール警部にその客から嘘の訴えをされます

捕まれば娘にお金を送れない ファンティーヌはジャベールの慈悲を乞いますが 実はジャベールが一番憎むのは娼婦なのでした
自堕落な生活送る売春婦

それはジャベールの母親 ジャベールの母親は監獄でジャベールを生んだのでした 父親も犯罪者だった
だからジャベールは法しか信じません
人の情よりも 法こそ正義
ましてや身を売る娼婦なんぞの言うことなど

その場に居合わせたジャンは 工場で働いていたファンティーヌだと気付き驚きます
自分がもめごとの解決を安易に工場長に任せたためにー

痩せ細ったファンティーヌをジャベール警部の制止も聞かず 抱き上げて病院へ運ぶジャン

ファンティーヌの願いは娘に会うこと 一緒に暮らすこと
彼女の命は もう長くありません

ジャベール警部はジャンに謝罪に来ます
ジャン・バルジャンという逃亡者ではないかと市長を疑っていたが 既にジャン・バルジャンらしき男はとらえられており裁判を待つ身であること
立派な市長を疑った自分に処分をーと言いだすジャベール

しかし職務の上のことだーと許すジャン

ジャンは悩みます
このまま黙っていれば尊敬される市長として生き続けることができます

けれどそれでは別人が苦しむことになるのです
無実の罪で

彼は決意し裁判に乗り込み 自分がジャンだと名乗り出ます

やっぱりそうだったんだーと捕えようとするジャベール

川に飛び込み逃げて ファンティーヌとの約束を果たす為にコゼットを迎えに行くジャン

ファンティーヌの死の間際の願い その約束をー


狡猾で強欲な宿屋の夫婦からコゼットを買い戻し 逃げるジャン
コゼットの髪の輝き その存在に
彼女を大切に守り育てることを決意するジャン

執拗にジャンを追うジャベール


かつて助けた人間のおかげでジャンは住む場所も得ました

貧しい人々への慈善も続けています
コゼット(アマンダ・サイフリッド)は美しい娘に育ち マリウス・ポンメルシー(エディ・レッドメイン)に一目惚れされました
コゼットの心にもマリウスが

あの宿屋の主人夫婦の娘のエポニーヌ(サマンサ・バークス)はマリウスを想っておりましたが その気持ちに気付いてもらえません

幼い頃 遊んだこともあるコゼットであることにも気づきました

両親のあくどい仕事の手伝いもしているエポニーヌはパリの街に詳しいです
コゼットにこがれるマリウスの為に 家まで案内もしてあげるのでした

けれどエポニーヌはとても辛い

宿屋の主人は娘を奪われたとしてジャンのことをジャベールに教えます
ジャンを見つけたジャベールは 今度こそ捕えると喜びます

両親がジャンとコゼットの家へ強盗に入ろうとしたのを悲鳴をあげて邪魔するエポニーヌは 父親から殴られました

その声を聞いて暮らす家を移すことにするジャン
嫌がるコゼットを馬車に乗せて


学生達は国の現状を憂え革命を起こそうとしていました
かつてのフランス革命のように 再び市民の力で立ち上がるんだ

その動きをジャベールは知っており 学生達の中に潜入してきます

前の家にコゼットが残していった手紙はエポニーヌが奪っており コゼットの行方がしれず絶望するマリウスも学友たちの起こそうとする闘いに身を投じます

マリウスが少年に託した手紙で コゼットへの真剣な想いを悟ったジャンは マリウスを救うべく向かいます

手紙をジャンの所に届けた少年により警部であること スパイであることを暴露されたジャベールは捕えられておりました


ジャンは襲ってくる兵達との戦いに参加して ジャベールの処分を任してくれとー
ジャベールの両手を縛る縄をナイフで切り 外して撃ってジャベールを逃がすジャン

激しく雄々しく戦った学生達ですが弾丸も不足し 少年はバリケード外で死んでいる兵の武器と弾を奪いに出てー兵に撃たれ息絶えました


賢く勇敢な少年であったのに

エポニーヌも撃たれてーマリウスの腕の中で死んでしまいました

次から次に学生達は殺されていき マリウスも負傷し倒れます

ジャンはマリウスを背負って下水から逃げるのです


死者を眺めるジャベールは 少年の亡骸に目を止め 自分の胸の勲章をつけてやりました

この男にも情があったのです

ジャンの死体が無いことから 下水から逃げたのではと上がってくる先を予測し向かうジャベール

下水の中で落ちている死者たちから金目のものを奪っていた強欲な宿屋の主人テナルディエ(サシャ・バロン・コーエン)はマリウスも死者と思い込み
その指から指輪を抜き取り 今度はジャンに向かいます
起き上がったジャンはテナルディエを殴り出口を聞き出します

マリウスを肩に担いで地上へ向かうジャン
立ちはだかるジャベール

ジャンはマリウスを医者に診せる時間をくれと頼みます

その頼みを黙認する形をとってしまったジャベール

彼は苦悩していました
今迄 自分が信じてきたもの 法こそ正義とは正しかったのか
答えの見つかりようもなく 彼は自分の存在を消しました
川に向かって身投げをしたのです

マリウスはコゼットの看病もあり元気になりました

マリウスにジャンは自分の過去を話し だから姿を消す コゼットには旅に出たと話してほしいと伝えます

やがてマリウスとコゼットの結婚式に あのテナルディエ夫婦がこそ泥のお仕事しようと招待客のふりをしてやって来ます

テナルディエを捕え追い出そうとしてその指にはまる自分の指輪を見つけたマリウスはジャンこそが自分を戦場から救い出してくれた命の恩人であったと知りました
テナルディエからジャンの居場所を聞き出したマリウスはコゼットの手を取り 二人してジャンのもとへ駆け付けます

ジャンの命はもう長くなく 天国よりファンティーヌが迎えにきています
ジャンの罪はゆるされたのだと

マリウスとコゼットはジャンの危篤に間に合いました

ジャンは喜びの中で死んでいきます

肉体を抜け出た魂はあの恩ある司教様に再会するのでした


そうしてこの世を去った者達は その中にはあの少年も学生達もエポニーヌもいます

力強く歌いながら 映画は終るのでした

「オデッセイ」(2015年 アメリカ映画)

2016-08-17 10:58:29 | 映画
オデッセイ 2枚組ブルーレイ&DVD(初回生産限定) [Blu-ray]
クリエーター情報なし
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



事故で死んだと思われたマーク・ワトニー(マット・ディモン)は火星に一人取り残される
怪我の手当てを自分でし モニターに向かい自分の状況を話すマーク
地球とも火星を離れたアレス3のクルーとも連絡を取る術はない
しかしエンジニアでもあり植物学者でもあるマークはくじけなかった
遺された宇宙食を計算し どれだけ生き延びられるか考えて 食料を増やすべくじゃがいもを植えた

水も浪費はできない じゃがいもを育てるのに必要な水を 燃焼させることで作ることにも成功する

壊れた道具を直したり 改良したり

次のミッションでアレス4が来るまで4年 生きのびるために 
アレス4の来る地点までの移動手段を工夫したりー
前向きに生き続けようとするも うまくいかないことも多々ある

残っているアレス3の船長の音楽の趣味だって マークの好きな分野じゃないし

嫌いだと言いながら その音楽のリズムをとっていたりするのだが


NASAではビンセント・カプーア( キウェテル・イジョフォー)がミンディ・パーク(マッケンジー・デイヴィス)から動く者があるーと報告を受けていた

マークが生きている
盛大に哀しみの発表もなされたのにー

当初 このことを隠そうとする長官や広報担当の女性
ミッチ・ヘンダーソン(ショーン・ビーン)やカプーアがマーク救出に動く


どうかどうか地球に生還させたい
その方法を考えるかれら

中には寝ないで作業する人間だって

やがてマークが生きていることを 地球中の人々が知る
どうすれば早くマークを地球に戻すことができるか


 NASAとマークは交信方法を見つけてーマークは自分の生存に地球で気付いてくれたことを知る
だがアレス3のクルーにはまだマークが生きていたことは伝えられてなかった

マークは「死んでいたと思われて当然 クルーのミスじゃない」と発言している
そのことも含めて教えられたアレス3のクルー
船長は自分を責めるがー

いいことばかりでは無かった
予備の食糧を送るはずの機体は爆発


待ちわびるマークのもとには届かない

事故でじゃがいも畑もダメになり マークは四日に一度くらいの食糧で食いつながなくてはいけなくなる
このままではアレス4到着までマークは生存できない


マークの苦境を知った 中国国家航天局の主任と副主任は自分達が研究しているモノでならマークを救えると気付き NASAに連絡を取った

世界中がマークの無事な地球への帰還を願っているのだ

アレス3のクルーもその作戦に参加

火星からマークを回収し 再びアレス3に迎える為にー

計算上積載できない所はどんどん取り除き それでも速度が合わずーマークはアイアンマン作戦なる無謀な作戦を決断する

宇宙で飛んでくるマークを受け止めた船長

そうしてマークは地球へ戻ってきた

走る学生達はマークの姿を見て「光栄です」

マークは学生達に宇宙で生き抜く心構えなども講義

アレス3のクルーたちは アレス4が火星へ向かう姿をそれぞれの場所から見ている



火星に一人残されたマークの前向きなこと
工夫して失敗してもめげずに また次から次へと思いつく
生き抜くためにー

でもちょっとオバカな言動もあり 笑いを生み出す

最後は一丸となりマークを救出しようとする人々の思い


ここでロシアではなく中国が出てくるんだーと思ったり(笑)


もしかしたら百年先には 火星で暮らす時代になるのかもしれないと思えるような映画でした

そうして普通に空気があり水もある地球の有難さを思いました




「のぞきめ」(2016年 日本映画)

2016-08-17 09:10:42 | 映画
のぞきめ [DVD]
クリエーター情報なし
KADOKAWA / 角川書店



何かに怯えるように買い物する青年・城戸 勇太郎 ( 小澤亮太)
彼は若い女性ー岩登 和世 ( 入来茉里)に「もうだめだ」って連絡も入れている
その部屋は隙間ができるのを怖れるようにーあちこちにガムテープが貼られている

そうしてとても恐ろしいものを見てしまったような悲鳴を上げる青年

心配して青年を訪ねた和世は 勇太郎の死に遭遇

その死を取材することになったのは三嶋 彩乃 ( 板野友美)だった

勇太郎の部屋で和世は彩乃の取材は間違っていると話す

電話がかかり彩乃が部屋を出た後の和世は随分と怯えた様子で ガムテープで隙間をふさいでいく
しかし流しの排水口の中の目を見てしまい・・・・・そこから吹き出た泥に襲われ 半狂乱で部屋を出て 声をかける彩乃に構わず逃げていく

彩乃は勇太郎の住んでいた部屋に入り 和世の置いていったコートを見つけ 泥を踏んでしまった・・・・・

和世にコートを届ける為に和世の通う大学に行った彩乃は 女学生達から和世と勇太郎が旅先でおそろしいめにあったらしいことを聞く
化け物を見たとか言っていたと


和世が大学を休んでいたので 和世の家までコートを届ける彩乃
出迎えた和世の母親の佳世子 ( 東ちづる)から和世が部屋にこもって出てこないことを聞き 部屋の外から声をかけるがー
異様な気配に彩乃は佳世子に和世の部屋の鍵を開けられないかと尋ねる
勝手にそんなことをしてはーと躊躇する佳世子
しかし和世の助けを求める悲鳴が聞こえてきた

和世の部屋は至る所にガムテープが貼られており 和世は自分の両目すらガムテープを貼り付けてふさいでいた

入院となった和世の病室で彩乃は 勇太郎と和世が体験したことを聞く
行ってはいけないと言われた峠で聴いた鈴の音

廃墟のような場所にあったお堂
そのお堂の中から覗く目を勇太郎と和世は見てーそれから「覗かれている」状態にー

隙間から現れる目 それが恐ろしいのだと



彩乃は交際中の津田 信二 (白石隼也)とその場所について調べて二人で車で向かう

宿泊場所の男・高田 恵一 (つぶやきシロー)は「一泊でなくてもー」と最初は歓迎するふうだったが彩乃が尋ねる地名を聞き顔色を変えた
二人がそこに行くのなら泊まってほしくないーとまで言う
「行かない」と伝える信二だが 二人は和世から聞いた場所に向かうのだ
割れた石のある峠近くで彩乃の背後に不意に現れた六部の少女
信二は彩乃に振り向くな!と警告するが 彩乃は振り向きー見てしまった

逃げるぞ!とその場を離れる二人だが 少女は二人を見ていた


入院中の和世は病室の天井の換気口から落ちて来る泥に襲われ 覗く目を見てしまい怯えて病院から逃げ出す

恐ろしい場所から帰る車内の彩乃は佳世子から和世が行方不明になったとの連絡を受けた


地面を覆う落葉の間から見えるいっぱいの目に悲鳴をあげて逃げる正気を失ったような和世は その姿に気付いて車を降りた信二と彩乃の前で車に轢かれて死んだ
その死体は胴が捻じれている


色々調べていた信二

彩乃と信二はお堂のあった村について知る作家・四十澤 想一 ( 吉田鋼太郎 想一の若い頃・玉城裕規)からその体験を聞く
しかし想一はこの時 二人に全てを話したわけではなかった

信二は覗いてくるものに怯えるようになり 彩乃が部屋を訪ねると信二は不在で明るかった部屋の様子が一変している

そしておかしな音がする流しのキャビネットの中を見ると 血まみれの和世が折り畳まれるように入っており その目だけが動いて彩乃を見た

彩乃が怯えていると信二が帰宅
信二の大量に買ってきた品を見て 彩乃は信二も呪われてしまったことを知る

信二はその呪いに彩乃を巻きこむまいと 彩乃を部屋から追い出した
扉越しに自分は峠に現れた六部の少女の目を見てしまったのだと話す

覗く目に怯え 悲鳴を上げる信二は入院することになるが 病室でも目の存在に脅かされて 遂に食事についている箸で自分の両目を潰す

想一から隠されていた話を聞く彩乃


想一も目の呪いにかかっており その目から逃れる為に両目を自分で潰していた・・・・・

今は水底に沈んだ村がある
その村の噂について聞き知っていた想一は 若い頃に村を訪ねており そこでお堂の下で暮らす少女・タエを見つけた

別に不意に出現した不気味な少女が想一に迫るが・・・・・タエが数珠をかざすと それは消えた


タエを背負い村を逃げ出した想一だが タエは弱っており間もなく病死する

呪いを受け止めていたタエがいなくなったことで村に呪いが蔓延し 村の人々は死に絶えた

身寄りのない少女のタエは呪いへの贄であったから


信二の病院で 自らも呪いに襲われた彩乃は逆切れするかのようにー想一から渡された品を持って呪いと対決
想一はタエが不気味な少女に使っていた数珠を彩乃にくれていた

タエがしていたように話を聞くことで無念の思いや苦しみをやわらげられないかと思ったのか

呪われた場所へ向かう

そこで呪う少女の亡霊に導かれるように移動し 過去の惨劇を見る

六部を殺す村

そうと知らずに村に入った六部の美しい母親と年端もいかぬ少女

さあさ休んでいってお茶でも飲んでいって下さいと勧められ 母親は親切で良い村ーそう喜ぶ
その家の主人・嘉栄門は薪割りの手を止めて 手に斧を持ったまま六部の親子を見ていた

そして六部の宿泊所としてのお堂で親子が休んでいると 顔を白塗りし斧を持った嘉栄門が妻を伴って現れ まず母親を惨殺する
母親はお堂の外で胴がねじれるような姿で息絶えた
嘉栄門の妻は少女が脱げないように身体をとりおさえておりー「助けて」と繰り返し叫んでいた少女・すず



お堂を見る村人は誰も親子を助けず 嘉栄門に「何を見ている」と怒鳴られ家に帰っていった

嘉栄門と妻は六部親子をお堂の前に埋める

それは彩乃が立っている場所


過去の幻影は消えてー土中から「お母様」と声
数珠持つ彩乃を母親と見たか
寂しくて母親代わりの存在がほしかったのか
土中から現れた可愛い少女の顔と声は次第に不気味に変化していき 土中へと彩乃をひきずりこんだ


土の中に彩乃が消えてから一年
信二は作家になっている
夜 パソコンに向かい声で入力している信二

信二は手探りで机の引き出しから 彩乃に渡すつもりであった指輪の入った小箱を取り出し 中に入った指輪を手に取って見えない目から涙を流す

行方不明のままの彩乃
呪いにつかまり死んでしまったのか


すると鈴の音が聞こえてきた

「いつ くれるの 指輪」

彩乃の声がする

その声は不気味な呪い声へと変じていきー
窓の外に血と泥に汚れた彩乃の姿がある

彩乃が「のぞきめ」と同化してしまったのかー





で映画が終り 歌が流れるのだけど それが残念なことに映画とはそぐわなくてー

原作は三津田信三著「のぞきめ」
映画は 原作そのままではありません