夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

降る雨の おかげかしらん 暑さ消え

2016-08-29 14:06:09 | 子供のこと身辺雑記
風邪ひき長男 昨日から声が掠れて出にくい状態になっておりますが 今日はますます掠れた小さな声しか出ず 右わき腹も痛むというので再び病院に行ってきました

念の為に耳鼻咽喉科も受診

特に異常はなく また一週間先に内科と耳鼻科と受診することに


朝からの雨で病院の駐車場に置いた車内も暑くなくて乗る時に助かりました

診察が終り お薬を受け取るともうお昼も大幅に過ぎているのを良い事に♪食べて帰りました



「和食のさと」にて





親子丼です



ちょっと食べかけですが鱧の天麩羅の盛り合わせ 鱧の他には椎茸・オクラ・海苔など入っておりました




食後のコーヒー

お店の中はすごく冷房が効いていて 温かいものが欲しくなりました



高田郁著「あきない世傳 金と銀」2巻 (ハルキ文庫)

2016-08-29 13:42:03 | 本と雑誌
あきない世傳金と銀 2(早瀬篇) (ハルキ文庫 た 19-16 時代小説文庫)
高田 郁
角川春樹事務所



人に学問を教える塾の家に生まれた幸(さち)だったが 父と兄が死んだことで暮らす家が無くなり 貧しいゆえに母も実家に戻れず働くことに 幸は大阪の呉服商「五鈴屋」で下働きを住み込みですることにー

五鈴屋には若死にした三代目徳兵衛の代わりに孫息子三人を育てた富久 四代目徳兵衛となった長男 商売上手な次男の惣次 物書きになりたい夢持つ智蔵がいた

五鈴屋の要石と呼ばれる番頭の治兵衛は幸の利発さに気付き 下働きで終わらせるのは惜しいとあれこれ教えてくれるようになる

色街通いの止まぬ徳兵衛は迎えた妻から愛想をつかされ 出て行かれた

治兵衛はいつしか幸こそが 五鈴屋を救うのではないかと思うようになる


智蔵に淡い想いを抱いていた幸だが 商売にやる気を見せず彼は勘当され家を離れた



富久も幸を徳兵衛の嫁にすることを決めるがー徳兵衛はまだ子供の幸には見向きもせずーむしろ惣次が幸に目を向けるようになっていた


自分を出すことが下手な惣次は 幸になら本音を話せることに気付き 幸の聞き上手な聡明さ
また娘らしく美しくなってきていることにも気が付いていた

見せかけているより優しい男の惣次だが 損な性分の人間だ



徳兵衛は幸を本当の妻にはしないまま泥酔からの事故で死ぬ


大店から養子の縁談が進んでいた惣次に富久は頭を下げる

五代目徳兵衛になってほしいと


惣次は・・・・・幸を嫁に迎えることを条件に出した





幸を見守り導いてくれた治兵衛は病から店を離れ・・・・・五鈴屋で働く人間も変わる

学びたい気持ちが強い幸は・・・・商いの仕事を憶えることにも熱意を傾ける



巻末に「治兵衛のあきない講座」が付いております


派手さは無いけれど整った目鼻立ちで 少し吊り上がった切れ長の目の幸

少女から若い娘の体つきへと成長し・・・・・試練を乗り越えつつ生きていきます



著者の高田郁女史は他にドラマ化された「銀二貫」「みをつくし料理帖」
また「出世花」などの人気作品があります

困難に負けず生き抜く人間を主人公とした作品が多いです

「グッモーエビアン!」 (2012年 日本映画)

2016-08-29 00:06:44 | 映画
グッモーエビアン! [DVD]
クリエーター情報なし
アミューズソフトエンタテインメント


原作 吉川トリコ著「グッモーアビアン」

監督 山本透

出演者

広瀬アキ ( 麻生久美子)

矢口ことヤグ( 大泉洋)

広瀬ハツキ 愛称ハッちゃん ( 三吉彩花)

丸尾トモミことトモちゃん( 能年玲奈)

ベースの茂樹 ( 竹村哲 SNAIL RAMP)

ドラムのヒロシ ( MAH  SHAKALABBITS)

学年主任・カニ (塚地武雅 ドランクドラゴン)

小川先生 (小池栄子)

フリーマーケットの店番 ( 土屋アンナ)



母アキと二人で暮らす中学生のハツキは父親には会ったことがない

ヤグが帰ってくると荷物が送られてくる
ヤグは自由に生きている男らしい

学校に行き仲の良いトモミにそのことを話すハツキ



トモミ役はNHKの朝ドラ「あまちゃん」のアキ役で人気となった能年玲奈さん 今は所属していた事務所の為に本名の能年玲奈が女優として使えずにー本名なのに!(私 この事務所さんの横暴には怒っています 事情はともかく本名を本人が使えないのはおかしいです)「のん」と名乗っておられます
主人公の友人として とてもいい表情を見せておられました

ハツキは進学か就職かでも考えています

ヤグが戻ってきて一緒に住むようになり それなりに楽しく暮らしている三人ですが
ハツキは会ったことのない本当の父親のことも気にはしています

その苛立ちから仲の良いトモミにも当たってしまいます
トモミの「ヤグさんみたいな人が父親だったらいいのに」
この言葉が ハツキの神経を逆なでしました

店に残されて涙をこぼすトモミ
トモミの両親は長い間揉めていましたが とうとう離婚することとなりトモミは母親と鹿児島に行くことになっていました
その話も本当はトモミはハツキに伝えたかったのですがー

学校で担任の小川先生から トモミの転校を聞いて驚くハツキ
トモミの転校する理由を小川先生に教えられて ハツキは校舎の屋上で自分を泣いて責めます

人の心が分かっていないのは自分でした
気付けていないのはー


偶然 空港に向かうトモミと出会った矢口は トモミからの伝言を伝えに中学に行き ハツキは早退すると中学から連れ出します
ハツキをトモミのいる空港へ自転車で送ろうとして事故に遭いました

病室に駆け付けるアキ
心配していますが 矢口の傷は三針縫っただけ

ハツキは病院からトモミと連絡を取りました 直接には会えなかったけれども

病院からの帰り アキ・ハツキ・矢口は焼き鳥屋で食事を 
珍しく酔いつぶれるアキ

その様子を見て考えているハツキ

ハツキが教師に提出した進路は就職

成績優秀なハツキを惜しみ小川先生は ハツキの家にやって来ます

仕事から帰ってきたアキに小川先生は 多感な年頃のハツキについて 母親が結婚していない男と暮らしている家庭のことなどにも触れて話し始めます

それはアキの神経に触れました
小川先生の示す一般的な幸福な未来について アキは「つまんない」と言い放ちます


自分の人生だからとハツキの進路については自分で決めるように言っていたアキではありますがー

帰宅したハツキとアキは言い争いになり ハツキは矢口のことにも触れて 自分がいないほうがいいでしょーとまで言ってしまいます
だから一人で暮らすんだ 働いて独立して

矢口はハツキのアキに向ける言葉を「言い過ぎだ」と ハツキを叩きー

ハツキは部屋を出て行きました


ハツキを捜しに出る矢口 夜の街を必死で捜しています

ハツキは石段に座っていました




石段を降りて来るアキ
母親の勘で娘のいる場所がわかったようです



二人並んで話します

アキが妊娠した時 相手の男は「(子供は)いらない」と言ったのでした

アキは一人で とっても痛い思いをして出産しました

だからアキは ハツキが居なかったら自分はどうなんだろうと思うことはあっても 子供としてのハツキを手放す気なんかないからね!とも言います
ー大切なコなのだからって思いもこめて

逆にハツキと名付けてくれたのは 同じバンドのメンバーの矢口であったこと

矢口は事故で両親を失いました

だから本当は家族がとても大切であること でも家族を持って矢口が変わることはアキは望んでいないのです
矢口は嘘の無い人間であるから


ハツキはトモミのことで必死になって自転車を漕いでくれた矢口を思い出します
中学に迎えにきて ハツキをトモミに会わせようと後悔がないようにしようとしてくれた

ハツキが産まれる時に居てくれたのは矢口でした

名前をハッピーにしようと この子は人を幸せにしてくれる だからハッピーだ 幸せになるコだからハッピーだと

アキがさすがにハッピーはと 言うとじゃあ アキがキがつくから 同じようにキを付けてハツキとつけたのだと

二人が話していると 二人の姿を見つけた矢口が上から名前を呼んで 手を振ってきました


帰ることにした母と娘は石段を上がります


夕方 矢口が味見しながら作ったカレー ヤグ・カレーを食べようと


やがて中学の卒業式 それでもね生徒思いでもある小川先生は感動して泣いています


ハツキは同じく鹿児島で卒業式を迎えたトモミからの写真入りの手紙を嬉しそうに読んでいました


そうトモミが名古屋へ来るんです



二人が待つのは アキと矢口の出るライブ

アキはギター

矢口はボーカル


詰めかけた客の前で矢口は発表します
アキと結婚したこと

ハツキもステージに上げて家族3人一緒に歌います






本当の家族になって 
もともと3人は家族でしたけれども

仲良く幸せに暮らしていきます



3人が出かけたお祭りみたいなフリーマーケットで品物を売る女性として土屋アンナさん
ハツキの気にいった袋をオマケにつけてくれます

ハツキは500円しか持ってなくて古いCDしか買えませんでしたが その曲の選択も気にいってくれたのか ハツキが欲しがっていた袋を
ー本当は高いものなのに「大事に使ってね」とオマケとして渡してくれました

このやりとりってちょっといい場面でした


ハツキを演じた三吉彩花さんは テレビドラマ「エンジェル・ハート」で香瑩役を演じております
成長著しい美人さん

NHKの「ひこうき雲」ではヒロインの親友役でした



ハツキとトモミと 二人並んで一緒にいる空気も心地よい映画でした