夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「恋する魔法使い」-22-

2017-04-29 14:24:03 | 自作の小説
ロズモンドの事から自分の事へと心を切り替えるのに リザヴェートは少し時間がかかった

「つまり それは・・・・・」
言わずもがなのことを確認しようとするリザヴェート

「リザヴェート姫 あなたを愛している そういうことです」

「嬉しいと思う自分がいます 何故あなたがわたしを愛して下さるのかはわかりませんが」

「愛していると言ったことに対し あなたが嬉しいと思ったことに 僕は驚いているけれどね」

「わたし達 変ですね」

などと 変に面倒なやりとりをするダンスタンとリザヴェートだった


リザヴェートから離れたベルナーは ディスタン王から聞かされた話に困惑していた


そうそれは少し前のことだが
皇女ファナクは同盟の話を正式なものとする為に ベルナーがレイダンド国の王族リオデールとしてアクシナティ国への彼女の帰国の旅に同行することを知った

まだ あと少しベルナーを見ていられる
その喜びとは別にファナクは船旅にロズモンドに付き添ってほしいと望んだ
心を込めた世話をしてくれるロズモンドを今やファナクは姉のように慕っていた

ファナクの望みの言葉にロズモンドは 慎ましくこう答えた
「レイダンドの姫様方が許して下さいましたら」

ベルナーが先のレイダンド国王ランデールの忘れ形見リオデールであり 身分違いとベルナーへの想いを押し殺し自分の胸の中だけに閉じ込めようともがいている
船の中でベルナーと同じ時間を過ごすことは ロズモンドにとって辛いことであったけれど

ロズモンドの考えを知らず ベルナーへの恋を応援したい姫君達は 短い時間にそれほどまでも頼りにされるようになったロズモンドを褒めたたえ同意
「旅のお土産話を教えてね」


メリサンドとカズール・シャンデ将軍は異国への危険な旅への参加に反対したがー

「皇女ファナク様を無事にお送りしてまいります」とのみ 淑やかにロズモンドは答えるのだった


ディスタン王もまだ同盟が成立していない国への旅を案じている
ベルナーを派遣するのだって止めたいくらいだったが

「だからこそ魔法使いでもある僕の出番かと いよいよ危ない時には術にて身を護りますから」
自分が行くことには笑顔だったベルナー

ー少しの侍女はいるとしても男ばかりの船に・・・・
限られた同じ空間にロズモンドの姿を見て 傍に居て・・・

この俺の彼女が欲しい!その気持ちを抑えきれるのか!
魔法使いとして生きるなら諦めなくてはいけない相手だ

俺自身の想いからさえ彼女を護りきらなくてはならない
すまない ロズモンド



「ベルナー殿」

声をかけられベルナーは立ち止まる「シャンデ将軍」

「皇女ファナク様がロズモンドの同行を望んでおられる話は聞かれたか」


「先程 ディスタン王より伺いました」

「わたしや女官長は止めたのだがな 皇女ファナク様が望んでおられるのだからとー
誰に似たのか全く頑固なー」

「将軍?」
いつになく多弁なシャンデ将軍にベルナーは思い当たることがある
ロズモンドと同じ色のシャンデ将軍の左目
金色の波の中に緑の光がきらめく不思議な色の美しい瞳

「今度はわたしがベルナー殿に頼みたい
ロズモンドを守り無事に連れ帰ってほしい

アイーシャ メリサンドはわたしが死んだと聞かされていたーわたしのただ一人の女性で ロズモンドはわたしの娘だ」

「僕だってロズモンドには船に乗ってほしくありません
船旅は危険だ 父親なら止めてくれませんか」

「女官長とわたしがどれだけ反対したと思う 止めたがきかない 
だから君に頼むのだ」


眼を閉じたあと 天を見上げてベルナーは呟く
「これは・・・何の罰なのでしょうね」

「罰?」シャンデ将軍は怪訝な表情になる

「この旅が終われば僕は生活すべき場所に戻らないといけない 一人で」


「やはり 君は・・・」


「ロズモンドを 彼女を愛する人々からひき離せない

それでも世界の果てまでさらって逃げたい
そんな誘惑にかられる弱い男です」

「酷だが わたしは君にお願いする 君にしか頼めない
君自身からもロズモンドを守ってほしい」

いたずら描きのクセは抜けず

2017-04-29 14:05:48 | 子供のこと身辺雑記


新聞などの折り込み広告の裏が白いのをメモ用にとっておいて 買い物メモとか思いついたことを書いたりするのに使っていて

お話など思いつくと
どういう人柄とか その人物が言う浮かんできた言葉なども一緒にメモしますが
髪の色とか目の色とか 長さ
背が高いとか 小柄とか
外見的なことやクセとかも書いて 何枚かになります

会話など書いた余白にちょこちょこ たぶんこんな表情で話してるーとか

こんな樹があってとか かなり具体的なイメージはありながら これ文で書くの面倒(笑)とか

絵で描くのが面倒なこともあれば 文で書くのが面倒と思えることもあって 面白いな
厄介だなと思ったり

頭の中に思っただけで 考えていることを入力できる研究・開発がされているそうですが
考えがまとまってなければ難しいんじゃないかと

でもそれが実用化されたら 世の中はどのように変わっていくのかなと思ったりします




「恋する魔法使い」から ロズモンド
-22-にて皇女ファナクからアクシナティへ帰る船旅に同行してほしいーと頼まれた時の表情です

ヒイキにしているお店で

2017-04-29 13:46:15 | 子供のこと身辺雑記
めんたい蒲鉾
切ってそのまま食べてもいいし 物足りなければ山葵醤油で食べても
淡いピンク色が可愛い蒲鉾です




イオンのリバーシティ店の北側に入っている九州の物産を売るお店で売られています
(九州の商品を置いているってことで ヒイキしております・笑)
鮭や鯖の切り身や その切り身を味噌漬けにしたの
明太子や 明太子の切り子などの量り売り

しじみとわかめとねぎのお吸い物の素も美味しい

そのまま食べる焼き穴子の加工品も美味

その向かい側は豆腐屋さんでお揚げの加工品やお惣菜とか大豆を使った品が売られています
(ここは 買い物するとおからが貰えます 卯の花とか作ると美味しいんです)

通路隔ててお肉屋さんー(ここは昔 近所の公設市場に入ってました)

と好きな一角です

ささっと必要な物だけ買いたい時や そこまで荷物を持ちたくない時とか便利ですし
(子供のクリーニングに出した服を受け取る カートに乗せて たったかお買い物して駐車場へ♪)

スーパーの中で買い物をすると ついつい余計な物まで買ってしまう時もあるので

金曜日放送中のドラマから

2017-04-29 11:31:11 | テレビ番組
どういう最終回を迎えるか興味を持って観ているのは湊かなえさん原作の「リバース」
大学の卒業近くにゼミ仲間で行った旅行で一人が死んだ

十年後ーそれぞれに名指しで「人殺しだ」と送られた言葉

深瀬和久(藤原竜也)美穂子と付き合い始めるも「人殺し」の告発が来てからーしっくりこなくなる 
由樹に教えられたコーヒーに蜂蜜を入れる飲み方が好き




浅見康介(玉森裕太)広沢由樹の死からアルコールを断っている 

谷原康生(市原隼人)ずっと隆明の妹の明日香が好きだった 職場の上司から嫌がらせを受けている



村井隆明(三浦貴大)父親が政治家で秘書をしている 夫ある女性と不倫中だがー


広沢由樹(小池徹平)村井を雪の中車を運転し迎えに行こうとして事故死したことになっている


谷原明日香(門脇麦) 隆明の妹 広沢由樹とも仲が良かったがー谷原と結婚


越智美穂子(戸田恵梨香)パン屋で働く 深瀬と交際


小笠原俊雄(武田鉄矢)元刑事のジャーナリスト 今更 広沢由樹の死の真相を知ろうと深瀬らに近づく

広沢忠司(志賀廣太郎)由樹の父

広沢昌子(片平なぎさ)由樹の母


原作通りなら救いの来ない終わり方(港かなえさんがイヤミスの女王と呼ばれる作家さんだけにー)なるのですが
連続ドラマで原作そのままの終わり方をするのだろうかと

それとは別の「デスノート」コンビの藤原竜也さんと戸田恵梨香さんの組み合わせにもーもしや狙った?!(笑)とウケました

戸田恵梨香さん映画「駆込み女と駆出し男」のじょご役もよくて とても良い女優さんになられました

ドラマ「リバース」は3回まで放送
玉森裕太さん演じる教師の浅見が アホ生意気学生の父兄の横暴に負けるなーと応援したくなる展開です

市原隼人さん演じる谷原はホームで電車が迫る線路へ何者かに突き落とされました

三浦貴大さん演じる村井は不倫を知った妻の異常行動があってー

藤原竜也さん演じる深瀬は浅見を陥れようとする父兄にプレッシャーをかけられています



同じ時間帯 NHKではほっこりする内容の小川糸さん原作の「ツバキ文具店」
多部未華子さんが主演です

文具店と代筆屋さんとを祖母の店を受け継ぐヒロインは個性豊かな人々に囲まれています

ヒロインが通うようになるお店の店主に上地雄輔さん子持ちのやもめを好演です

原作を既読なので この人物をこの役者さんが演じられるのかーとかね
配役の妙にもそそられます

ぱっと目を惹く派手さはありませんが 丁寧に作られた良いドラマだと思います