夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

高島哲夫著「首都感染」(講談社文庫)

2020-07-28 20:56:27 | 本と雑誌


瀬戸崎優司は かつてWHOにいた
激務の中 娘が死んだ

結婚も壊れる

その後 別れた妻は再婚して子供もいる

瀬戸崎は帰国し病院で働いている


彼がいつかは起きる可能性があると考えていた致死率の高い新型インフルエンザが世界中で猛威を奮う事態に

瀬戸崎の父親の総理は 瀬戸崎の考えもいれて 遂に首都封鎖に


それでも人は死に続ける
医療関係者の必死の努力をあざ笑うように 人は死んでいく
死に続ける

瀬戸崎がいる病院の院長は病院に泊まり込んで治療を続けていたが その疲れから死に至る

封鎖された東京を脱出しようとする者達

自分の事しか考えられず事態を理解できない人間もいる

感染
発病


治療方法がわからない

効果ある薬



解説の成毛眞氏が著者を予言者と



奇しくも現在世界を脅かす中国の武漢発の謎秒(誰がコロナなどと呼ぶものか これは中国から広がった病気です)
この為に日本の東京五輪は延期となり 果たして一年後 開催できるかも危うい

この小説でも 病気は中国から始まっています
ただ作中ではWHOは信用できる組織ですが
現実のWHOは アテにできる組織なのか?と


現実の世界で思い切ったことをやろうとすれば たいてい反対意見に潰されます
そうこうするうち手遅れになることも

とにかく悪く言おう 悪く受け取る
前向きな考えは何もなく

批判さえしていれば賢く見えるから
だけど こうしたほうがいいーそうしたことは思い付いていない

実際 あれこれ言うのは簡単です

しかし馬鹿の考え 休むに似たり

努力して頑張っている人間を貶める

現在の世の中

あさましい人間にはなりたくないです

乃南アサ著「水曜日の凱歌」 (新潮文庫)

2020-07-28 20:43:11 | 本と雑誌



戦争で出兵した兄は戦死 いま一人の兄は生死不明
父は事故死 嫁いだ姉も死んだ

妹は空襲から逃げる途中にはぐれて見つからず

鈴子の母は敗戦後の日本も生き抜く

その母の生き方も鈴子には受け入れられず

欲しがりません 勝つまでは

なのに日本は負けた

鬼畜米英と言っていたのに受け入れて




読み手によっていろんな感想が抱ける作品です



西瓜 好きです

2020-07-28 08:25:19 | 子供のこと身辺雑記









例によって姑の家からの帰り道
寄ったお店の入り口に大きな西瓜が並べられていた

紐をかけて並べられていたので これは取りやすいと
カートの上のカゴにひょいと片手で置いたら 傍にいたご婦人が「ええ?!重いでしょ 片手」
と言いながら腕を伸ばしてきて 私のカゴの中の西瓜を両手で持ち上げようとして「無理」
と仰る

そして「凄い力あるのね」と

当のご婦人は私からみれば かなり小柄 当然腕も細い

私 自分の腕を見せながら「まあ この腕ですから」

ご婦人は首を振りながら「力あるわあ」と ご自分の買い物に戻られた

内心 私 これで年取って退化して筋肉無くなり力も無くなってきたんですけど^^;と苦笑

山形特産 尾花沢(尾花沢出荷組合)の西瓜
とっても美味しかったです♪