瀬戸崎優司は かつてWHOにいた
激務の中 娘が死んだ
結婚も壊れる
その後 別れた妻は再婚して子供もいる
瀬戸崎は帰国し病院で働いている
彼がいつかは起きる可能性があると考えていた致死率の高い新型インフルエンザが世界中で猛威を奮う事態に
瀬戸崎の父親の総理は 瀬戸崎の考えもいれて 遂に首都封鎖に
それでも人は死に続ける
医療関係者の必死の努力をあざ笑うように 人は死んでいく
死に続ける
瀬戸崎がいる病院の院長は病院に泊まり込んで治療を続けていたが その疲れから死に至る
封鎖された東京を脱出しようとする者達
自分の事しか考えられず事態を理解できない人間もいる
感染
発病
死
治療方法がわからない
効果ある薬
解説の成毛眞氏が著者を予言者と
奇しくも現在世界を脅かす中国の武漢発の謎秒(誰がコロナなどと呼ぶものか これは中国から広がった病気です)
この為に日本の東京五輪は延期となり 果たして一年後 開催できるかも危うい
この小説でも 病気は中国から始まっています
ただ作中ではWHOは信用できる組織ですが
現実のWHOは アテにできる組織なのか?と
現実の世界で思い切ったことをやろうとすれば たいてい反対意見に潰されます
そうこうするうち手遅れになることも
とにかく悪く言おう 悪く受け取る
前向きな考えは何もなく
批判さえしていれば賢く見えるから
だけど こうしたほうがいいーそうしたことは思い付いていない
実際 あれこれ言うのは簡単です
しかし馬鹿の考え 休むに似たり
努力して頑張っている人間を貶める
現在の世の中
あさましい人間にはなりたくないです