夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

猫に人間の都合など関係ない

2020-09-16 23:08:59 | ペット
帰宅して 取りあえず洗濯物を入れようと ちょいとカゴを置いたらー
麦丸が入っていた










そのカゴに入っていいのは洗濯物だけだから
他の椅子の上に強制移動

その様子をプリンターの上から眺めている瑠奈
「ここだと どかされないでいいのに バカなコ」と言いたげな表情で










洗濯物を取り入れて部屋に戻ったら













和気藹々と
同じ椅子の上に二匹仲良くいたけれど
その椅子は 私が座る椅子

いささか 迷惑である


しかし しかし 猫は猫で 人間の行動を迷惑に思っているのかもしれない










浅田次郎著「竜宮城と七夕さま」 (小学館文庫)

2020-09-16 20:40:30 | 本と雑誌



テーマは旅のエッセイ集

「竜宮城と七夕さま」では浦島太郎について考えている著者が 竜宮城のごちそうとは何であったのかを考察する

そして全く関係なく突然に 七夕さまの年に一度しか会えない遠距離恋愛は続かないーとなるのだ
年に一度の逢瀬でしかも雨が降ると会えないからー
新鮮さを保てるのかもしれないが



「ヴェルサイユの奇跡」では著者の「王妃の館」が映画化された時の思いについて書いている
この小説は後に宝塚歌劇団にて朝夏まなとさんがトップスタ―時代に舞台化もされた
トップ娘役実咲凛音さんの退団公演でもあった


「壬生義士伝」を執筆中に 「王妃の館」の話が著者の頭の中に降臨したそうだ
そういう裏話も面白い

「壬生義士伝」は宝塚歌劇団の望海風斗をトップスターとする雪組で舞台化されている

各話は短く 40のエッセイが収録されている


高田郁著「あきない世傳 金と銀  九   淵泉(えんせん)篇」 (ハルキ文庫)

2020-09-16 20:13:45 | 本と雑誌



江戸で呉服の「五鈴屋」の主人として商売に工夫を凝らしてきた幸(さち)
しかし十二支を散らした柄の型紙を持って幸の妹の結ゆい)が居なくなる
「かんにん」の書置きを残して

必死に捜す五鈴屋の人々
だがー

かねてから結を後添えにと己の年齢も顧みず 望み 
しかも五鈴屋に何か魂胆ある本両替商の音羽屋忠兵衛 そこから使いの者が来る

結を連れ戻しに行く幸に 音羽屋は会わせようとしない


好きな賢輔の心が自分でなく姉の幸にあると気付き
商才あり賢い姉に対し 結の心には「僻み根性」が生まれていた
そこを老獪な音羽屋に取り込まれたのだ

結は評判間違いなしの型紙を持っていてー

音羽屋は五鈴屋潰しのような店を出し結に任せると


結には姉の幸の心は届かない


あれこれと音羽屋の企みがあり 五鈴屋は呉服の商いができないようにされる

結は姉の商売の工夫をそのまま自分の店で真似た


幸はあがく 苦しむ
自分の妹のせいで店が窮地に


けれど幸はくじけない

お客さん喜んでもらえる工夫を思い付く


かつて夫だった惣次も何かと五鈴屋を気にかけ 音羽屋に注意するようにと


次巻では懐かしい大坂の人々も江戸に出てくる