もぐりの医者ニーナこと仁科真理子は 大二郎からドサクサ観覧車デートを申し込まれ受ける羽目に
が大二郎には別な狙いがあった
名人スリ 仕立て屋銀次
幸福そうな四人家族
観覧車に偶然乗り合わせたかに見えた人々だが
とばっちりで母は植物人間に
父は正気を失った
志を同じくする兄は殺され
残った一人は ある男への復讐の為だけに生きた
恩人の後顧の憂いを無くすことまで計画する
大観覧車の乗客を人質にとった犯人は どう身代金を受け取るのか
また最初から 仕掛けを確認に読み返したくなる物語です
ありえなさそうな話なのに 登場人物の生き方をふりかえれば泣かせる
笑いの中で進行する話ですが
逆にこのすじだてを笑いにのせて展開できる木下半太
著者は天才かもしれません
違う人間が書くと 随分暗い話になりそうな材料です
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