夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

大倉崇裕著「警官倶楽部」祥伝社

2007-03-21 17:53:05 | 本と雑誌

大倉崇弘著「警官倶楽部」祥伝社
大倉崇弘著「警官倶楽部」祥伝社
警官になりたいが もしくはその持物などに憧れる 好きな 警察オタクの集まりの中の更に更にオタクで作られた「警官倶楽部」なるものがあるそうな

父親が作った借金の為 引きこもりになった近藤

その彼の為に新興宗教の金を 強盗した森田と関谷

これで闇金融と縁が切れるはずだった だが 警官オタクの仲間 高田の息子が誘拐され その身代金へ

しかも高田は倒れ

居合わせたオタク仲間のかすみが身代金を届けることに

そして子供は戻ってきた

が!借金は残る

新手の憎めない無敵の異様に強い取り立て屋も登場

誘拐犯 新興宗教のキケンな連中

どんどん増える敵相手に 警官倶楽部の面々はどう立ち向かうのか?!

続編ありそうな気がします

登場人物 いずれもクセ者揃いですし

楽しくじゃんじゃか読める一冊です

一文の得にもならないのに なんてお人好しな面々でしょう


「大帝の剣」映画ノベライズ

2007-03-21 12:31:41 | 本と雑誌

「大帝の剣」映画ノベライズ
「大帝の剣」映画ノベライズ
「大帝の剣」映画ノベライズ
「大帝の剣」映画ノベライズ
「大帝の剣」映画ノベライズ
夢枕獏先生の原作を 脚本にした天沢彰氏が更に 映画を小説にした本です

実に五年前 脚本の準備稿をもらい

関係者からは「本当に完成するとは思わなかった」なる言葉が出たとか

などなど あとがきにあり
そのハイテンションぶりが楽しいです

映画にはこんな方々が阿部寛 長谷川京子 宮藤官九郎 黒木メイサ 本田博太郎 遠藤憲一 大倉孝二 六平直政 杉本彩 津川雅彦 竹内力
語り手 江守徹

出演されているそうです

では物語について少し 少年の日 万 源九郎(よろず げんくろう)は 父と祖父を惨殺された

それは全て今も背中に負う{大帝の剣}と呼ばれるものの為

祖父は言い残した ―意思を継げ!―

更に三種の神器を探せ さすれば父を殺した敵 破顔坊を見つけることもできると

少年は走った 逃げた

そして・・・無事に生き延びた・・・の だろうか

褐色の肌の大男として成長した源九郎は 野育ち 腕っぷしが尋常でなく桁外れに強い

しかも いい加減 いきあたりばったり―にも見える

そんな彼は助けた美女(豊臣秀頼の忘れ形見)とその連れ 佐助と 道連れになり 更には背負う大帝の剣が呼んだのが 謎の美剣士 牡丹(実は天草四郎)とも出会う

美女 舞姫の中に棲みついたランを追ってきた宇宙からの刺客

それも棲み家である人間を変えながら しつこく追ってくる

破顔坊の無気味な手下黒虫 妖艶な美女 姫夜叉

行く手に待ち受ける難敵を退け 見事 三種な神器を 源九郎は手に入れることができるのだろうか

なんて ま そんな感じです(笑)

{平成の大冒険活劇「大帝の剣」観劇ガイド 阿部寛の全部教えます「大帝の剣」表裏}なるナビゲーションDVD 本日発売だそうです

映画「大帝の剣」公式ガイドブックは 3月28日だそうです


真山仁著「ハゲタカⅡ」上 下 講談社文庫

2007-03-20 23:30:15 | 本と雑誌

真山仁著「ハゲタカⅡ」上 下  講談社文庫
真山仁著「ハゲタカⅡ」上 下  講談社文庫
真山仁著「ハゲタカⅡ」上 下  講談社文庫
真山仁著「ハゲタカⅡ」上 下  講談社文庫
「バイアウト」改題作品

カバーデザインは多田和博氏

前作では戦った人間達が巨大な敵の前に手を組み 共に戦います

負けない戦い方をする男 鷲津政彦

片腕ともいうべき良き友人アランの突然の死

自分を見失っていた男は戦いの中で再生する 彼らの戦場は 経済 企業買収 株

更に次作も望めそうな 終わり方です


ヒロインの名前は夏日

2007-03-19 15:03:11 | 子供のこと身辺雑記

ヒロインの名前は夏日
ヒロインの名前は夏日
「あなたの未来に私はいるのだろうか

17の夏 そんな事を考えていた

あれから私は 随分 遠くへ来てしまった

あの少女は もう いない

いてはいけないのだ

それでも 時々胸が痛む

もう忘れてほしい

ずっと昔 あなたを好きだった 私がいたことを

何もかも全て 忘れていてほしい」

そんな独白で始まる物語を考えている

何もかも失った奪われたヒロインが 持って生まれた美貌と なけなしの知恵ふり絞り

内心の想いに苦悩しつつ 復讐を果たそうとする

こうして登場人物の性格を考えている時が 一番楽しい

こんな顔で身長 体重 誕生日 血液型 趣味 性格 嫌いなもの

顔がないとイメージわかないので 絵にし名前をつけると 思ったように話が進まなくなったりする

人格を持ってしまうのかしら(笑)


「緑の国に住む人は―4―」

2007-03-19 10:26:13 | 自作の小説

おさらいをするかのように アラディンは家族の関係を説明する

第1夫人を母に持つ嫁いだディラシアとアラディン

第二夫人を母に持つ これも嫁に行ったアイラとオルク

そして第三夫人を母に持つカシム

第四夫人を母に持つリュディーネ

「オルクの母はアラブでも 中々ヤンチャな腹黒い国の出身で 熱出しちゃ寝込んでいる僕はどうせ死ぬものと相手にされもなかったが

父が本当に愛したのは皆の反対押し切って妻にした異国人のカシムの母親だ

でカシムは生まれた時から国民に人気があった

そして命を狙われ 派手な夫婦喧嘩に見せて 王は愛する妻子を日本へ送り出し 保護しておいて暗殺者達を徹底的にやっつけた

カシムは寝てる僕をしじゅう見舞いに来てくれて 枕元で色いろな話をしてくれた この国をどう変えるか そんな夢も

日本での暮らしのあれこれも

カシムの夢は僕の夢となり 生きたいと願うようになった僕は 少しずつ元気になった

母親は違うがカシムは僕の大切な兄弟だ 幸福になってほしいと 心から思っている

ここにいる妹 リュディーネにもね」 言い終えるとアラディンは 妹を見つめ優しく微笑んだ

史織と亜依香には 目に見えるようだった

部屋から出られない孤独で病弱な少年

太陽の匂いと輝き持つ少年が 元気出させようと あれこれ話し励ます姿が

「4人の妻を公平に満足させないといけない掟は アラディンには体力的にも無理だ 三日で死んじまうさ」 部屋の入口に背の高い青年が立っていた

漆黒の髪 やや吊り上がった茶色の瞳 薄い唇は皮肉な笑みに歪められていた

胸に片手を添え片足引いて腰を屈め 軽く一礼する 「はじめまして オルクと申します 美しい方達」

「用事は どうした?」 問うアラディンに 「美人が来てるっていうのに?」と笑う

少しルーズに結んだ派手なネクタイがよく似合っていた

「あらためて紹介する必要はないみたいだな」 カシムが部屋に入ってくる アリブ 一郎 小川も一緒だった

「今夜は親睦を深めたくて せせこましい食卓にさせてもらった」そうカシムが言う{せせこましい食卓}は 幅3メートル 長さ6メートルはあるのだった

「正式な歓迎会はまた安全になってから 日をあらためて開くからね」

すぐに料理が運ばれてくる

ほかほかの海老 伊勢海老の3倍はあろうかというのが ドッサリと盛られた大皿

何とも良い匂いのする野菜の炒めもの

ほろほろ柔らかそうな団子の浮かぶスープ

香り高いソースを添えられたロースト・ビーフ

焦げ目が絶妙なパイ皮被った器

生ハム巻いたメロンが出てくると史織は 思わずカシムを見た

微笑んでカシムも日本語で答える「小さい頃 大好きだったよね」

史織は真っ赤になった 子供の頃とは違うのだ 超ド級のハンサムの視線は心臓に悪い

一郎は隣りに座ったオルクと話しこんでいた この場の会話は英語が使われている

亜依香はリュディーネの世話をあれこれ焼いていた

見掛けに反し彼女は優しいのだ

アリブは話しかけられない限り自分から話すことはなく 周囲に目を配っている

小川は橋本一郎とオルクの会話を赤くなったり青くなったりして聞いていた

奇妙な夜 史織は何か焦れったい イライラする気持ちに襲われていた

よく可愛がってくれた優しいお兄ちゃんは 多分この国の次の王となる人なのだ

その埋めようのない遠い距離を あらためて感じていた

入国するなり襲撃された不安

疲れ

誰かに見張られているかのような不安感

後にこの奇妙な夜を ある種の感慨を持って史織は振返るようになる


昼食は野菜炒め

2007-03-17 14:02:57 | 食・レシピ

昼食は野菜炒め
昼食は野菜炒め
昼食は野菜炒め
昼食は野菜炒め
肉 ぴーまん 玉葱 椎茸 人参 キャベツ 塩胡椒して 仕上げに焼肉のタレかけるだけ

今日は献立考えるのが なんだか億劫です

お天気はいいし やることイッパイなのに

明日はおでんにしても 問題は今夜の夕食

両親も子供も喜んでくれる献立

夕飯はケーキなんて 駄目だよね(笑)


70円の大根さん

2007-03-16 11:43:52 | インポート
70円の大根さん
70円の大根さん
70円の大根さん
大きさが分かるように30センチものさしを置いてみました(笑) 箱の大根どれでも70円とあり せこく大きいの選んできました

前も美味しかった南瓜こちらは一個250円で

大根の葉は茹でて刻んで炒め煮に 平天を入れています

さて この大きな大根で何を作りましょう?


真山仁著「ハゲタカ」講談社文庫

2007-03-15 23:30:09 | 本と雑誌

真山仁著「ハゲタカ」講談社文庫
柴田恭兵さんが撮影中に病気になり また闘病後 復帰のドラマだとか ただいまNHKにて放送中です

ある動機からピアニストとなる夢を棄てた男 彼は ひと昔前なら 乗っ取り屋と言われたような 企業買収に特異な才能見せ暗躍する

彼は悪党なのか それとも憂国の士

救いがたいロマンチストなのか

鷲津政彦

彼の夢は茶番劇に終わるのか それとも―

文庫のカバーデザインは多田和博氏です

続編「ハゲタカⅡ(改題「バイアウト」)も続けて読みたくなりました


島田一男著「江戸巌窟王」徳間文庫

2007-03-14 00:25:39 | 本と雑誌

島田一男著「江戸巌窟王」徳間文庫
唐津水軍の一党は卑怯な手段で全滅させられたが 末の七郎は辛くも生き延びる

素直で呑気な持ち味で 周りの者の言葉をよく聞き 導く人あって修行を労苦と思わず 剣術 兵法を身につけていく

やがて捕らえられた仲間を救い出し

欲の皮つっぱった外道達への 復讐を果たす

伝奇時代劇

私は島田先生の南郷弁護士シリーズや事件記者物を読んで育ちました 母が本を持っていたので

会話の独特のテンポが大好きでした

男性の「あたしはね」なんて言葉づかいなど 出てくると ゾクゾクするほど嬉しかったですね

変な子供だったわけですが

「上を見るな」春陽文庫さんでしたっけ

島田一男 この名前を見るだけで こっそり 大人の本を読んでいた子供時代が蘇るのです

母が○○才になったら家にある本は どれ読んでもいいって 言ってくれたけど すみません その前に全部読んじゃってました

お昼をヨーグルト一個にして 差額は全部 本買ってました 今 島田一男の作品 題名眺めてニヤニヤしています

倉庫から引っ張り出してきて読み返そうかな