母が大好きだった鮎。昔この近くの川の上流で鮎釣りを釣り、
料亭などに売るお爺ちゃんがいた。料亭などで売れ残ると
毎回買うので実家だけに寄って来た。
祖母も魚は嫌いだけれど、鮎だけは大好きだった。塩焼きの
食べ方は、身を箸で胴を裏表万遍無く押さえて、頭から引けば
綺麗に身だけが取れる。父も実演して見せてくれたが、何度
しても私は上手くいかない。手品のように思えた。
そのおじいちゃんの持ってくる鮎は、今ではお店ではお目に
かからないほど大きかった。母の晩年もこの時期になると1週間に
2度以上出しても「鮎を食べたい!いつ食べたかなぁ?」って言っていた。
お店で買う鮎は昔の半分ほどの大きさ。それでは母は「美味しい!」
と満足していた。今朝お店に行くと大きめの鮎が有った。
懐かしくて早速昼食に塩焼きにして食べた。
主人とそんな母の事を懐かしみながら食べた。格別に美味しかった。
鮎に有難う!!母に報告しなくっちゃ!!
「鮎の季節になったよ!」と。
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