家も無く住む人も無く墓石だけが待っている故里に、心を紡ぐものは何も残ってはいない。
縁の全てが土に還った今、蔓延った笹を刈りお花を飾りお線香を供える墓守は私だけ、もう残された日々はそう多くは無い筈。
人はGWに浮かれているであろう5月3日、曇天の下で墓石を撫ぜながら残された日々を憂う。
父も兄も弟2人も男子の全てが絶えた家系の因縁と、跡継ぎを逃れた者の負い目の墓守を頑張るしかない。
道路の混雑と見飽きた風景の往復は避けて復路は何時も日本海を目指す。
曇天の夕刻に美しい自然を写す事は出来る筈も無く、強風で荒れる潮騒を耳に残しながらの帰路となった。
滋賀県から名神と縦貫道路 福知山・・・27号線 綾部 舞鶴から小浜・高島・大津の経路。
ハマナス
ハマダイコン
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