心の中に生まれた年輪はほぐせない襞。
五月半ばの陽光のきらめく農道を走りながら、ふとごめんなさい ありがとうの言葉が胸底から突き上げてきた。
カメラ好きの私を知っている貴方は、写真家が新聞に継続的に投稿されている撮影スポット情報の記事を切り抜いて溜めたものを
A4サイズの封筒に入れてポストへ入れておいてくださったあの時、ありがとうを言わずにおいたこと、今頃になって心の襞が緩んでしまったのだろうか。
青々として波打つ眩しい稲田が右に左に視界に入る時、涙が頬を伝ってくる。
その優しさにありがとうは言えなかったけれど、自然の中に立ち止まる度そっと心の襞を押し開いて見ることだろう。
ありがとう・・・・・ごめんなさい
2016年 五月の日記帳より・・・ちひろ
水生植物公園水の森 ハイビスカス
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