「朝日が昇ると目が覚めて、夕日が沈むと眠くなる…。」昔、上映された『ブッシュマン』の映画のような生活が始まりました。昨年も紹介いたしましたが、裏の畑にひと株だけ残ったウドを遮光栽培して、味噌だけで「生」のままいただきました^^;
画像手前に見える緑のウドは「山ウド」として販売され、遮光によって白く伸びたウドは「白ウド」となる。まったく同じものなのですが、採り立ては実に美味しい。昨年は、我が家の古老に食べさせ喜んでもらいましたが、そんなことを思い出しながら仏壇に一本丸ごとお供えし、今年は近所の友人Tといただきました。
私も良く知らなかったのでありますが、友人Tは、こうしたアクの強いものが好物なようで、瑞々しいウドを大絶賛であります。
「ウドは、意外にも東京都内でも生産が盛んで、むしろ、こうした食べ方を知らないのではないだろうか?」
「朝取りしても、スーパーに並ぶ頃には、鮮度が落ちてしまう。こうして生産者だけが知る楽しみがあっても良いのではないか。」
などなど、ウド一本で話題が弾むのであります。
日本国内すべての物が「お取り寄せ」で楽しめるのであれば、産地と消費地の差は無くなってしまいます。産地に行って初めて楽しめる味があっても良いのではないか・・・というのが私の考え方であります。お金さえ出せば、何でも買える。ちょっと待ったぁ~。生産者の喜びや楽しみは、こっそり残して置くのであります^^;