その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(冬支度2)

2011-11-22 12:12:18 | 夢屋王国

今年初めて、里にも白い雪が舞いました。まだ、積もるほどの雪ではありませんが、冬を迎えるための備えの優先順位が少々変わって来ます。まずは、オッカーと長女の車のタイヤ交換を始めなければならない。昨年までは、何故かオッカーの夜勤の日に限って、雪の予報となり、早朝や帰宅後に鼻水をすすりながらタイヤ交換をしていたのでありますが、今年は専業主婦であるオッカーの車は、明日「勤労感謝の日」の祝日を利用して交換することにします。国王がタイヤ交換をしてあげることは、女性に対する当然の行為と受け止めているのか「ありがとう」のひと言も無いので、ボルトの一本も緩めておいてやろうかなどと、たまに悪魔の囁きを感じることもあるのですが、もう少々生きていて欲しいので、まだ実行したことはありません^^;
雪囲いも概ね終わっているし、タイヤ交換も先延ばし出来る・・・しかし、夕刻、家に帰り着くと粗漬けの「山形青菜」の桶の水が上がっている。外に干した大根もそろそろ漬け時であり、おみ漬けの青菜も刻まなければならない。お袋が残した漬物のレシピを再確認しながら、野菜の重量に対する塩の量を割り出し、一気に漬け込むことにしました。そそくさと夕飯(ビール)を済ませ、おみ漬け用の青菜5kgを刻み、大根2kgをスライサーで千切りに…塩分濃度は青菜1kgに対して25g…2.5%であります。重い重石で一気に水出ししてから、軽い重石に替えて、漬けダレと砂糖、ニンジンやスルメの千切りを加えて5日程寝かせれば、おみ漬けの完成であります。屑野菜利用の漬物ではありますが、これを待つ叔父貴たちに送ることが喜び…^^;
火の気の無い小屋の中での作業ですから、ほろ酔いビールも醒めてしまいました。これでは風邪が悪化する…再度、ビールを飲み直して、昨日収穫した「サルナシ」とにらめっこ。昨日、久し振りに『第1サティアン』にやって来た『貧乏父さん(H.N.)』に「キウイと同じ味がするだろう…。」と振舞った「サルナシ」でありますが、「ジャムに良いかも…。」というひと声(悪魔の囁き)に反応して、砂糖を加え、小鍋で煮詰めてみました。味はなかなかのものですが、いまひとつ色の仕上がりが満足できない…気付けば時計は9時を回っておりました^^;

      

冬支度などと言いながら、こうして余計な事に手を出してしまう。それはそれで楽しんでいるのだけれども^^;
『夢屋王国』の新たな家族である『柴犬コウ(本名:さくら)』は、ようやく用を足す場所とタイミングが一定して来ました。しかし、『夢屋国王』が2本目のビールに手を掛けた途端、ジャーにブリブリ…とても美味しいつまみを提供してくれます。
いい加減な『夢屋国王』の冬支度をあざ笑うかのように、オオカマキリとチョウセンカマキリが、赤松と李の枝先に卵鞘を産み付けておりました。一説では、その年の雪の量を予見して卵を産み付けるなどという説を唱える方もおりますが、果たしてどうだろう。私にはたまたまとしか思えないのでありますが…。何せ、赤松も李の枝も2mを超える位置に生みつけられていたものであり、当地方で2mの積雪があろうものなら、春を迎える前に雪かきで国王はダウンしてしまうでありましょう^^; そう、積雪の量とカマキリの卵の位置に相関関係は無い・・・そう信じないと生きていけない初冬であります^^;

コメント
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