その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(首捻り)

2009-12-02 22:38:00 | 四十八手
本日より12月、師走ですが、当分夢屋四十八手は続きます。本日の決まり手は、『首捻り』であります。1996年から2007年まで4度記録されておりますが、内3度は外国人力士によるものです。この技、画像解説にもあるとおり、首に巻き付けた腕の内側に巻き込めば「首投げ」となりますが、巻き付けた腕の外側にひねり倒す訳ですから、腕力は相当なものと思われます。2007年5月場所で「朝赤龍」関が「安美錦」関に決めた一番が最近の記録であるようです。
           
さて、師走でありますが、「師」という漢字は人を教え導く人であり、「士」とは学問や道徳などを身に備えた尊敬に値する人物を指すのだそうです。「師走」の語源は諸説あるようですが、教え導く立場の方々も忙しさの余り走り回るようであれば、教えられる立場の者も気ぜわしくなってしまいます。12月ともなれば、いつ雪が降ってもおかしくないのですが、街を歩いておりますと、かすかに虫の鳴き声が…まさか幻聴かとも思ったのですが、弱々しいもののコオロギの声に思えます。赤茶けたヨモギの葉の上では、ご覧のように「ヨモギハムシ♀」が、まだ盛んに硬くなった葉を食べております。彼女の腹部を見る限り、メタボに悩んでいる訳ではなく、卵嚢が卵で一杯な状態と推測できますので、これから産卵するのか、このまま越冬するのか…。残念ながら彼女たちのライフサイクルは不明であり、これを調べたところで「世界一」には成れませんので、事業仕分けで予算カットされてしまいますね^^;
           
私の画像は、偶然の産物を由として、気まぐれに撮影しておりますが、本日はネタに困り作為的な画像を…枯れた花穂に落ちていたキャップを被せ、首をかしげているように見えましたらご喝采。
「師」は教師、「士」は代議士などが、代表的な職業呼称でありますが、師と士を「員」という字に置き換えますと、「教員」「代議員」となりまして、最近は、教え導くというよりは、サラリーマン化した「教員」が多く、尊敬に値するはずの「代議士」も事務所費を誤魔化したり、何やらセコイ、町内会の「代議員」的な先生方が増えていませんでしょうか?「先生と呼ばれる程の馬鹿じゃなし」などという川柳が、何故かピタリと当てはまるような『首を捻り』たくなるような世相ではあります。

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