このブログは普段フュネラル・アート(アートお葬式装飾)の記事を書いていますが、
今は、福島原発の放射能漏れの事故の海外での情報を主に情報発信しています。
海外でどのように福島原発の状況が検証されているか、ご紹介しています。
日本の報道ではされていないことも多く、是非ご覧下さい。
本日はフランスの ル・モンド紙の記事(要約)です。
福島での原発事故が発生してから早、2ヶ月が経過した。
しかし機能不全に陥っている原子力発電所と事故の被害を受け続ける日本国内の状況は、平常に戻るどころかむしろ悪化している。
ル・モンド紙は5月12日、フランス放射線防御原子力安全研究所(IRSN)や原子力にかかる民間独立研究機関CRIIRADなどの専門家を交え、福島原発事故の現状と今後についての検証を行った。
検証の中では、今後、再び水素爆発が起きる可能性、東京電力が高度の放射線に汚染された大量の汚染水を海へ排出する強い可能性が指摘されている。
また、原発自体を統制するのに1年以上、事態収拾には20年以上かかるとの見通しが示されている。
福島原発周辺20キロ圏に設定されている立ち入り禁止区域についても、これを十分ではないと指摘。
周辺約100キロ以上の地域にわたり土壌、地下水、食品への深刻な放射能が継続していることから、日本政府が認める以上に大きな健康被害が、今後数年にわたって発生するだろうと予測されている(以下、要約)。
5月10日に菅直人首相が行った首相職にかかる給与返上宣言は、福島原発事故にかかる大惨事の深刻さを端的に物語っている。
仙台周辺地域の状況は平常からはほど遠く、フランスの原子力関係者は東京電力が提示した「2012年1月までに原子炉を冷却・停止」という工程に実現不可能との見方を示している。
IRSNのティエリー・シャルル代表は、「発電所を制御し、周囲への放射性物質の放出を停止するのに少なくとも1年はかかる。復旧作業の進捗に従い、より多くのダメージが見つかるだろう」との見通しを述べている。
事故発生から2ヶ月経った今も、東京電力の優先課題は4つの原子炉にある燃料の冷却に尽きる。
原子炉にあいた穴によって冷却用の水が漏れ出し、一部は蒸発していることから、9万トンもの強度の放射能に汚染された水が発電所内のあちこちに溜まっており、これらを常に排出しなければならない。
しかし、このような「超人的な作業」を長期間続けることは難しいと言う。
水素爆発をいかに防ぐかが東京電力に残されたもう一つの課題である。
原子炉が冷却された後も、東京電力は2500トンものウランおよびプルトニウムの処理が残されている。
米国スリー・マイル島での事故処理にかかった時間等を鑑み、IRSNのティエリー・シャルル代表は「処理には少なくとも20年以上かかる」と指摘している。
その間、福島原発周辺の地域は汚染が継続する。
フランスの原子力にかかる民間独立研究機関CRIIRADのコリンヌ・カスタニエ代表は、「放射線量が安定したとしても、福島原発から100キロにまで至る地域では、将来にわたって土壌や地下の帯水層(地下水)、食品が強度の放射性物質に汚染され続ける」と指摘。
福島原発から周辺20キロ圏に限った立ち入り禁止区域の設定は十分ではなく、福島原発周辺の広い地域で「今後将来の数年間に渡り、日本政府が認めている以上の深刻な健康被害が発生することを危惧する」と述べている。
ル・モンド紙はこれ
あと、被爆したら出る初期症状にこの様なものがあるようです。
こんな症状が出ると、原爆ぶらぶら病の初期症状なので気をつけて!
・原因不明の喉の痛み
・痰がからむ咳
・止まらない緑や黄色の鼻水
・数年ぶりの鼻血
・薬が効かない下痢
・免疫力低下
・帯状疱疹
・最近異常に疲れやすい
・最近異常に眠気がする
本人は猛烈にだるい。でも、病院に行っても何も異常はないので病気として認められない。
体がだるくてしょうがないので、仕事をやめて家でゴロゴロして過ごすようになる。
周りからは怠け者のレッテルを貼られ、10年後には白血病を発症して死ぬ。
低線量放射線障害、通称「原爆ぶらぶら病」とはそんな病気らしいです。
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