私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

火花

2015-08-27 21:20:41 | たまに読んだ本
売れない芸人が師と仰げる芸人に出会う。

師と仰ぐ人と過ごす日常、そして芸人世界の日常が、独特の時間感覚で流れていく。。。。。
師と仰ぐ人との距離の取り方もそうだし、その妙な時間感覚が、読んでいる間どこか寂しいものを感じさせる。

笑いを生業をする人が、どこで世の中とのバランスを取ろうとしているのか、それともバランスを取ることなど放棄しているのかとか。。。。。
読みながら感じるのは、どこか寂しい思いばかりだ。

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この本を積極的に人に薦められるかどうかは微妙だ。
「ただ、読んでみたいな~」と軽い気持ちで口にした人には「読んでみたら?」と後押しはしたいと思う。
私の中ではそういう本だ。

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文芸春秋の9月特別号を購入したので、芥川賞 読み比べが出来る・・・・



文藝春秋 2015年 09 月号 [雑誌]
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文藝春秋

昭和史裁判

2015-08-13 21:44:50 | たまに読んだ本
カテゴリーを「たまに読んだ本」としているが、この本に関して言うなら、「今、まさに読んでいる本」である。

読んだあとにキチンと感想が書けるかはやや自信がないのだが、今日取りあえず書きたいことは、かなり基本の基本だ。

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「軍部が悪い」だけでは済まされないと、あえて軍人を避けての徹底検証本なのだが、何も知らない私にとっては、この宣伝文が逆に新鮮である。

あの当時のリーダーたちはなにを間違ったのか・・・・
私の中ではリーダーの中に区別はなかった。
リーダーの中には政治家も軍人もいるだろう。だが、あれだけお金がかかる戦争に無謀にも挑戦したのだ。
一枚岩ではなかったにしても、あんなに内部に対立構造があるんじゃ、戦争する前に息切れじゃないのか。
外の敵より、中の敵だったんじゃないだろうか。

私の理解力不足なんだろうが、味方と思ったらあいつも敵で、敵だと思ったらやっぱり敵だった。。。。。
そして、なんとなく決まってしまったことは、まずいなと思いつつも、実行していくので、結局泥沼にはまる。。。。。

そんな話がループのように続いていっているように思える。

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まだ半分程度しか読んでいないので、続きはまた今度書きたい。





昭和史裁判 (文春文庫)
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文藝春秋

ゲルマニア

2015-07-26 19:15:43 | たまに読んだ本
戦後70年ということで、書店では大きな特設コーナーが目につく。
その中から何か選ぼうかと思ったのだが、直接の話は何かやや敷居が高いような気がして、同じような時代の話であり好きなミステリーということもあり、ナチスドイツがテーマのこの本を選ぶ。


あとがきに「本書はフィクションですが、書かれた時代状況はフィクションではありません。。。」という一文がある。
ストーリーはフィクションであっても、ナチス支配下のベルリンの様子が非常にリアルだ。そしてストーリーはおどろおどろしいが・・・・
日本の状況とは違うのかもしれないが、比べればそこには何か共通する時代の狂気のようなものもあるのかもしれない。

北欧ミステリーでもこのナチスドイツの亡霊はそこそこに感じられる。
(北欧ミステリーはドイツ語経由で日本語に翻訳されている物も多いはずだから、何かやっぱり通じるものがあるのだろう)
洋の東西を問わず、70年前の出来事を生で語ることができる人はもうわずかしかいない。すべてが亡霊になってしまう前に何かを語りたい。。。そういう思いがこんなミステリーになっているんだろうか。




ゲルマニア (集英社文庫)
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集英社

ねにもつタイプ

2015-06-30 21:47:20 | たまに読んだ本
非常に薄くさらっと読める故、最近持ち歩いて時間があるときに何度も眺めている本。

先日、道案内に2時間立っていなければならい時があったのだが、その時非常に暇だったのでこの本の事を頭に思い浮かべながら道に立っていた。

自分のねにもつタイプを思い浮かべてみよう!と考えてみたのだが、結局何も思いつかず、この本を眺めた時の事を思い出しながらのんびり2時間を過ごしてしまった。

本なのに、眺めると書いたのは、なんだか妙なお話が多い故、字面をずっと眺めながら、その妙な話の展開に酔いしれたいから。

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人にお奨めしたい本だ。




ねにもつタイプ
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筑摩書房

壊れる心   警視庁犯罪被害者支援課

2015-06-25 21:30:12 | たまに読んだ本
「犯罪被害者支援課」が舞台というのがこの本の一番のポイント。
私は結構この渋い舞台設定が気に入った。
歴史が浅い部署・・・・ということで、それだけにスタッフ個々人の資質が問われる活動が地味に描かれる。
多作ゆえなのか、最近はこなれた感じで話が進むことが多いなと感じる作者の作品。
今回はこの舞台設定に随分助けられ、渋い話の展開になっていたのではないかと思う。


壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課 (講談社文庫)
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講談社

イニシエーション・ラブ

2015-05-09 21:29:34 | たまに読んだ本
バラエティ番組内で紹介されて人気が出た後に読んだのだが、正直それほどの感動を感じなかったので、感想も書かずそのままにしていたのだが、今日Sさんとの韓国語のレッスンの際にこの本の話になった。
「あの前田何とかという人と、お父さんもお兄さんも俳優の人が出ている映画 見ましたか?」という非常に限定された情報だけを伝えてくれたSさん・・・

「イニシェーション・ラブでしょ?公開はまだ先だけれど、宣伝は結構しているよね」というと、「そうなんです。ミヤネ屋で『絶対2度読んでしまう!!』と言っていました。」とSさんが、最近のイニシエーション・ラブ情報を教えてくれた。

「何がそんなにすごいんですか?」と言われたが「何が凄いか言ったら面白くないので、今度本を貸しますね。」とSさんに中途半端な説明をしてしまった。

Sさんとしては「イニシエーションの意味を皆わかっているんですか?日本って外来語をすごく使いますよね・・・・」とまずタイトルのイニシエーションにびっくりしていた。
確かに解り辛い。私はイニシエーションとイリュージョンは同義語だと思っていた位だから。

ちなみにネタバレなしにどんな内容の本かを説明しようとしたのだが、「あのねバブル時代が舞台の本」という説明位しか出来なかった。

私は、この本の舞台になっている時代を元気よく生きた世代だ。男女7人夏物語も男女7人秋物語も録画なしのオンタイムで毎回楽しみにしていた。ビデオデッキがなかったのでオンタイムで楽しむしかなかったのだ。

Sさんは「韓国で日本語を勉強した際に「日本で泡の時代と呼ばれた時代があったのを聞きました」と以前話していた。当然バブル時代の話を懐かしく読んだ私とはまったく違うテンションでこの話を読むことになるのだ。
さらに韓国は三大苗字と呼ばれるキムさん、イさん、パクさんで人口の半数近くを占めるのだ。
この話をどんな風に思うのだろうか・・・・・・

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私にとってはこの本はミステリーではない。ミステリーにはもっと切ないものがないといけない。
敢えていうなら女心がミステリーなのか・・・・
私の母の旧姓は鈴木だった。そういう意味ではちょっとだけ「ふーん」とは思ったが。。。。



イニシエーション・ラブ (文春文庫)
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文藝春秋

さよさんの片づけが大好きになる収納教室

2015-05-07 21:39:07 | たまに読んだ本
片づけ本は本当にいろいろ出版されている。そしてそれを購入して読むこともあれば、申し訳ないがさらっと立ち読みで済ませることもある。
これだけ数が多いと「今更だな・・・」と思う時もあるのだが、どの本にも「ここをポイントにして売りたいんだな~」というのはあるはず。更にそのポイントが自分にあっていれば、「今更・・・」な感じはどんどん薄まっていくと思う。

私も片づけの時短をめざし、いろいろ工夫しては見るのだが、思い込みなどで限界がある。自分でいろいろ考える事よりも、こういう時は「お知恵拝借」の気持ちで片づけ本をチェックしている。

一つでも新しい技があったら、ありがたく拝借させていただくことにしている。この本には、他の本に比べて、「拝借したい」というポイントがあった。

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この本は、生活していればいつの間にか増えていく紙ごみ(各種書類ともいう・・・)の整理の仕方についても割と突っ込んで書いているのが目新しいと思う。

書類の一時置き場所は3分別まで・・・それ以上は増える一方で処理できない!と書いてあったが、これには非常に納得。

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適度の「私の片づけ方法を見て!」と適度の「シンプルさ加減」と適度の「細かさ」で、参考になる本だなと思う。




私も押し入れの中をもうちょっと整理したい。



さよさんの片づけが大好きになる収納教室
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宝島社

ドンキに行ったら外国人がすごかった

2015-04-28 21:25:29 | たまに読んだ本
ドンキで見たのではないが、新宿の100円ショップで抹茶味のお菓子を大量お買い上げしているタイ人の女性観光客を見て驚いたことを思い出した。
同じようにマツキヨで赤いパッケージの化粧品を大量お買い上げしている中国人御一行様を見た時の驚きも思い出した。
見かけただけでも、何か私たちにないパワーを感じるのだから、接客すればそのパワーを何倍も感じることだろう。
そういう驚きは伝わってくる。

更に文化の違いに良い悪いもないと言うシンプルな思いも伝わってくるので好印象だ。



ただ、最近テレビ番組でこのような内容を扱っている番組が多いので、その分新鮮な驚きが少ないのが難点だが・・・・・

「エロキチ!」が可愛い子猫ちゃん(いや猫でないとこの間カミングアウトがあったが・・・)の事をだとは。。。かなり豊かな想像力が求められている気がする。



ドンキに行ったら外国人がすごかった (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
嶋村 ヒロ
KADOKAWA/メディアファクトリー

韓国人が暴く黒韓史

2015-03-29 19:39:09 | たまに読んだ本
正統性という概念から韓国を語っている点が私には新鮮だった。

私はただただドロドロした韓国ドラマを趣味で見ているだけだが、結構たくさん見ているせいだろうか。
言葉には出来ないがなんとなく考え方の癖というものがあるのだなと思うようになった。その薄ら見えてきた考え方の癖が、この正統性から見てみると「なるほど」と合点がいく点がたくさんあった。

復讐がテーマになったドラマで台風の目になる人は「自分から見て正しいものだけを受け入れるということに固執する人」だ。
どんな出来事があってもそれに固執するため、復讐が終わることがない。
そんな人を救い、意味のない復讐劇を辞めさせたいとほかの登場人物がいろいろ手を尽くしても、固執する人を救うことが出来ず、最後は破滅して終わるケースも多い。(もちろん、めでたしめでたしというケースもあるが。。。。大体は、救いようのない結末になる場合が多い)
ドラマ好きの非常にレベルの低い考察で恥ずかしいが、本の内容を自分レベルに落としていろいろ考えてみた。
今度は正統性について考えながら、歴史ドラマを見てみたい。

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正しさばかり追求することは非常に余裕がなく、自分で自分の首を絞める行為だと思う。
一つの答えしかない社会は余裕がないし、想定外の出来事が起こると対処が出来ないものだ。自分の意にそぐわない者を亡き者にし、その痕跡を消すことは繰り返す歴史の経験を自分から放棄することだ。繰り返す歴史の中に解決のストックがあるはずなのにそれを全部捨ててしまい、自分が残したい物の中からだけ答えを探し出そうとする。余裕がないのは辛いことだ。



韓国人が暴く黒韓史 (扶桑社新書)
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扶桑社

フランス人は10着しか服を持たない

2015-03-22 17:46:57 | たまに読んだ本
多分、物に感謝の気持ちを持つという精神が希薄なアメリカ人が感動して書いている所に意味があるのだろう。

これを直接フランス人が書いたなら「おフランス!」というやや気取った感じが出てしまったかもしれないが、物の数で勝負だという世界からやってきたアメリカ人には、驚きしかない。非常に純粋な気持ちで書いているので、おフランスの”お”が取れており、程よいおしゃれ感だ。

正直、こんなことに驚くなんて一体アメリカってどんな国なんだ?とそちらの方が気にかかる。

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「フランス人は10着しか服を持たない」
自分のスタイルを探す際に、数で勝負しないところは見習う見習うべきシンプルなスタイルだと思う。数で勝負しない方がぶれないし、数がないからこそ真摯に向き合う必要がある。

自分のスタイルを探す・・・そしていつも自分なりの勝負服。
この本を読んで得た教訓はこの二つだろうか?


フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質
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大和書房

白の迷路

2015-03-15 18:55:52 | たまに読んだ本
脳腫瘍の手術を終え、特異なメンバーを揃えたチームで、毒を以て毒を制すという特異な操作の指揮を執る警部。
移民を擁護する政治家の頭部が発見されるそのストーリは、ノワールの香りがプンプンするストーリー展開だ。

ロシアとの関係が深く残るフィンランドの特異な歴史や、増える移民に対する国民の複雑な感情。平和な平和な福祉国家だという北欧に対するイメージとは全く違う世界がそこに見える。
その二面性を感じながら、その狭間に起きる事件の流れを読み進める。

暗いノワールの香りを感じながら、同時にフィンランドという国が今抱える問題について勉強しているような不思議な気分だ。







白の迷路 (集英社文庫)
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集英社

他人を攻撃せずにはいられない人

2014-11-23 18:56:58 | たまに読んだ本
非常に攻撃型の人がターゲットを見つけ、日々攻撃しているのを日常的に見るようになって1年。

攻撃型の人は多分社会人になってからずっと誰かターゲットを見つけ攻撃し、その攻撃力を原動力にして何十年も過ごしてきたようで、攻撃の仕方にも年季が入っている。
攻撃しつつ、自分の味方を作り被攻撃者が孤立するように仕組むのだ。
大部分の人は攻撃者の方法をわかっているので、攻撃者を刺激しないようにまた加担しないようにしているのだが、中には処世術の一環として攻撃者の方に味方する人もいるので、話は単純には済まない。

攻撃されている人はのらりくらりと避ける道を選んだようだが、それがまた攻撃者は気に入らないらしい。
大声で「あいつはバカだ。能力がない」と毎日聞かされる第三者も非常にストレスがたまる状況だ。

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攻撃者は自分の方が優れていると思っている様子。自分が優れているなら、余裕を持って自分より劣っている被攻撃者の事は無視すればいいと思うのだが、そうではないらしい。そこが攻撃者の心の闇なのかもしれないが・・・・

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上述のような状況が日々続いており、第三者の立場でもストレスを感じる状況だったので、本を手に取ってみたのだが、「避ける」という道しかないということが分かった。読む前から薄々気が付いてはいたのだが、それしか方法がないと改めてわかるとやっぱり切ない。


他人を攻撃せずにはいられない人 (PHP新書)
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PHP研究所

天人 深代惇郎と新聞の時代

2014-11-02 20:00:42 | たまに読んだ本
「深代惇郎の天声人語」は、高校時代、「(短大入試の際の)小論文を書くのにとても参考になる本」と勧められて手に取った本なのだが、読みだしたら、そんなことはどうでもよくなってしまい、何度も何度も繰り返し読んだ本だ。

短い文章なのに、印象に残る語り口。そして短いからこそ、読み終わった後に考えずにはいられない行間に残る何か・・・・
高校時代の読んだ本で一番印象に残っている本だし、今まで読んだ本の中でもとても印象に残っている本の一冊だ。


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朝日新聞に様々な風が吹き荒れる今、先日立ち寄った書店でこの本を手にした。
何故今このタイミングでの出版と思いつつも、深代惇郎氏を直接知っている人にインタビュー出来る時間はもうあまり長くはないだろう。そういう意味では、このタイミングしかなかったのだろう。

この本を読みながらまた、「深代惇郎の天声人語」を読み返す・・・・




天人 深代惇郎と新聞の時代
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講談社


深代惇郎の天声人語
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朝日新聞社出版局


韓国人による恥韓論

2014-10-27 21:36:23 | たまに読んだ本
この本を検索し、この本を読んだ人はこんな本を読んでいます・・・という所を見てみると、タイトルに使われている文字は、悪、呆、謀・・・・・。
これらの漢字の字面をみただけで、どんよりとした気持ちになる。。。。

この本も、韓国人による恥韓論というタイトルだが、タイトルと中身はかなり違う印象だ。
全体的に非常にニュートラル。

この本を読みながら、高校生の時に参考図書で半ば仕方なしに読んだ、ボーヴォワールの本の「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」という文章を思い出す。
人がそうなら、地域もそうなのではないか。。。。
たとえば、地域ごとにある志向性の癖、嗜好性の癖・・・
たとえば狩猟中心の地域だったり、農作中心の地域だったり、その土地土地で違う生活風土から生み出された生きる知恵、それがその地域の常識となり、それに様々な歴史的要因が加わり、どんどんその地域独特の風土や考え方が形作られていく。
韓国人の持つ考え方と考え方の癖を、推測と数字を織り交ぜつつ、なるべく冷静に分析しているという印象を持った。

韓国と日本は距離的には近いが、持っている考え方も歴史も違う。違う人と付き合うためには、とにかく冷静に淡々と対応する・・・・
恥という言葉とはややニュアンスが違う、内容は冷静で分かり易いものだと思った。。。。

*****
韓国ドラマは好きだし、言葉もある程度は理解できるようになった。ただ、それはそれということで、理解に苦しむことはたくさんある。
ただただ、ドラマや映画を楽しむだけでなく、このような本を読むことで、自分の考え方の癖を修正したいと思い手にした本。






韓国人による恥韓論 (扶桑社新書)
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扶桑社

テレビに映る中国の97%は嘘である

2014-07-01 21:34:46 | たまに読んだ本
第一章の「反日デモの最前線」だけでも読むと面白いと思う。21回拘束されたという事実が一番反映されている章だと思うので・・・・
さらにこの章で取り上げている2012年当時の様子を、北京、上海、瀋陽に仕事で駐在していた人から
直接話を聞く機会もあり、一番身近に感じられたことも面白く感じた一因だと思う。


中国にとっては尖閣諸島問題は「棚上げ」が一番理想だ。と著者は書いているが私もそうだろうなと思う。
中国人の考え方は日本人よりも何倍も現実的で何倍も肝が据わっていると思う。揺さぶるだけ揺さぶるが、この件より他にもっと大事なことがあると、お腹の中では考えていると思う。さらにそれを相手に悟られようとも、どこまでも冷静に冷静に揺さぶり続けるはずだ。それ位肝が据わっている国だと思う。
(これはこの本の感想というより、私が常日頃感じる感想だが・・・・)
仲良くしたくない人もいると思うが、国ごと引っ越しはできないのだから仕方ない。
揺さぶられてもあたふたせず、挑発されようとも、あたふたしてはいけないんじゃないかなと思う。
常日頃そんな風に思うことが多いのだが、この本からもそんな感じが伝わってきたので、やや共感する。

残りの章はこんな内容だったが、これはまぁまた時間があるときにちらっと読んでみたい。

第二章 中国一の金持ち村
第三章 「ワイロ」と「ニセモノ」
第四章 チベット族と漢族
第五章 中国の臨時従業員
第六章 中朝国境




テレビに映る中国の97%は嘘である (講談社プラスアルファ新書)
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講談社