私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

おひとり様隠しの女性たち

2005-08-06 18:56:35 | なんということはない日常
最近は時間がないせいで、日経新聞しか読まないようになってしまったが、「天声人語」は文章の勉強になるからよく読むように、と学生時代に言われたことが心のどこかに刷り込まれているせいだろうか、それともアンチ巨人を公言して憚らなかった両親の影響だろうか、新聞というと朝日と反射的に思う時期がとても長かった。
別に朝日の社説を熟読する訳でもなく、論調に同意する訳でもなく、ある意味パブロフの犬と同じような単純な条件反射でしかないのだが、どちらかを選べと言われたら、やっぱり読売より朝日を選んでしまうのだ。

そんな朝日新聞から出されている@アエラは、負け犬論争とか、冬ソナブームとかもういい加減にすればと思うような特集を何時までも引っ張って呆れることもあるが、それでも時々思わず頷くような記事もあるので、時々読んだりしている。

今回気になったのは、おひとり様隠しの女性たちという特集記事だった。電車の待ち時間に立ち読みしただけで断言するのはなんなのだが、「そういう人もいるし、そうじゃない人もいる」という当たり前のことを書いている記事の内容そのものより、何となくそんな風潮があるらしいというタイムリーな話題を取り上げ、上手くまとめるその手腕に感心してしまった。
取材をキチンとしているのは言葉の端々に伺えるので、女性週刊誌のような胡散臭さはないが、何となく物言いが大袈裟だなと思ってしまった。

コンビニに立ち寄り、缶ビールとポテトチップを一人分購入するのが、私のいつもの金曜日の夜の過ごし方だが、1週間の仕事の疲れを取る儀式のように思っていた行動が、そんな風に思われており、さらにそんな事をいちいち気にする人がいるとは思わなかった。
私には、今日はどのビールにしようかとか、どのポテトチップにしようかとコンビニで悩むことはそれなりに楽しい瞬間なのに、ちょっと残念だ。


アエラ2005年8月8日号