Counting Blessings

シンガーソングライター Yumiko Beckの
活動やあれこれ。

『生きる』

2012年11月10日 | 日記
こんな夜中に帰宅して、
豚バラトッピングのインスタントラーメンを作って
一人すすっている私です。

谷川俊太郎さんの
「生きる」
という詩を知っていますか?

ネットで検索すれば出て来ると思いますので、
ぜひ読んでみて下さい

心が震えます。

日常の卑近な出来事と芸術が、
見えるものと見えないものとが、
心の奥の根源的な事と、遠い国での出来事が、、、

そんな様々な階層の事らが
「生きているということ」
という括りの中で一緒くたに同じ次元で並べられているのです。

生きると言うのは、まさに瞬間瞬間の重なりなんだ、、、と思えます。

とても有名な詩だそうですが、
私は不案内で知りませんでした。
(友人によるとその昔、三年B組金八先生の最終回で
 武田鉄矢さんが熱く朗読したそうです・・・)

この詩を知るきっかけとなったのは
幼なじみが頑張っている合唱団のコンサートです。
来週の土曜日に本番があるのですが、
二曲だけ団員以外の人も大募集して歌いましょう~!という企画があり、
そのうちの一つがこの詩に曲がついたものでした。

「ペペ(私の事)も一緒にやりましょ~よ~」
と、夏のはじめに誘われ、
その頃は秋のスケジュール帳も真っ白で、
あっ、いいねいいね!
と気軽に誘いに乗り。。。

・・・で、いつもいざその時が来る頃には大抵修羅場になるのですが、
まぁ、いつまで経っても学びません。
同じ事を繰り返しています。

それで、今日はその練習の日でした。
数十人のメンバーの一人として歌う経験は久しぶり。

燃えました~
そして、そんな自分に驚きました(笑)。
確かに何かが降って来ました

普段の自分は皆さんの前に立って、何とか熱く歌ってもらおうと
あれやこれや画策している立場ですので、
たまには逆側になってみるっていいもんです。

いつも皆さんが、
「あぁ~今日も楽しかったわぁ~」と言って帰って行かれるのですが、
その意味がやっと実感出来ました(笑)。
みんながちゃんとエネルギー出して、
気持ちを合わせて歌うって、掛け値なく楽しいのです。

そして、ダメ出しの多い先生が
「今のよかった!」って、
ほめてくれるのが、また嬉しいんだよね。

こんな経験をさせてもらえただけで、
この詩を知れただけで、
ちょっとの無理は報われるってもんです。


夜中にサッポロ一番をすすること。
みんなで声を合わせること。
一編の詩に心が揺さぶられること。

まさに、

「生きているということ」

です(笑)。

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