虎と龍の日記

昔の記事を読み返すと子供たちにちょっと優しくなれます。

ペットの最期

2008-01-25 12:41:42 | いろんな話
昨日、フジテレビの夕方のニュースで不要(?)なペットを回収するペット回収車について放送してました。
ペット回収車に連れてこられた犬や猫は一部を除き処分されます。
処分、つまり殺してしまうんだそうです。
回収車にペットを捨てに来る飼い主たちの顔にはモザイクがかけられていたので
いったいどんな顔で今まで飼っていた犬や猫を連れてきていたのかはわかりません。
きっと恐ろしい顔をしているんでしょうね。彼ら曰く
「年取ってぼけちゃったのか夜中に吠えて近所迷惑だから」
「引っ越しをすることになったけど、引っ越し先は犬を飼えないから」
「子供が飼っていたんだけど、子供が仕事で面倒を見られなくなったから」
「近所の人が野良猫に餌付けしてるが増えすぎちゃって迷惑をかける」
んだそうです。
いろんな事情があるんでしょうね。誰だって好きでペットを捨てるわけじゃありません。
でもさ、どんな理由があったってしょせんは人間の都合でしょ。
本当にもうどうしても面倒を見られないのなら、自分の手で安楽死させて
自分の都合で飼い犬を殺したことを一生背負って生きていけよ。
処分するっていう一番見たくないことを他人任せにするな。ちゃんと最期を看取ってやれ。
それが「飼う」ってことの責任であり資格だろう。

と、そんなことを言いつつ半分泣きながら怒ってニュースを見ていたら
「トラ君、そんなことしないよ」と母を慰めてくれる長男がおりました。
そうだね。君たちは絶対そんなことしちゃダメだよ>トラ&リュウ

私はペットを飼った経験はほとんどありません。
妹と同居していたときに2~3年ハムスターを飼ったくらいです。
ハムたちは寿命が短く本当にあっという間に死んでしまいました。
生き物を飼うとその死に直面しなきゃならないもんです。
トラ君やリュウ君にも命の大切さというものを教えるにはペットを飼うのもいいかもしれないんですが、まだちょっと早いかな。

世はペットブーム。
チワワだのミニチュアダックスだのティーカッププードルだのと次から次と流行の犬種が登場しますが、
当の犬たちははやりすたりで生きてるわけじゃありません。
どうかお願いです。ペットを買う(飼うじゃないよ)ときはその最期を看取る気で買ってください。

与 勇輝さんの人形展

2008-01-25 11:56:24 | いろんな話
与勇輝さんってご存知ですか?
人形作家なんですが川崎生まれの人だったそうで、今川崎市民ミュージアムってとこで人形展を開催しています。
与さんの人形を知ったのはもう十数年前になるんですが、TVで見かけたの。
午後の乗客っていう連作のうちの一つを見たんですが、それはそれは見事なもの。
電車の中の風景を再現しているんですが、今にも動き出すんじゃないかってくらいの精密さ。
それに「あぁ、こんな感じだよね。昼下がりの電車の中って」と思わせるバラバラな表情の乗客たち。
本当にちょっとだけしか見てなかったんだけど、私の脳みそにあのお人形たちは深ーくインプットされたわけですよ。
んで、もう何年も本物を見てみたいなーって思っていたんです。

普段は河口湖の近くに常設展があるそうですが、めったに行けないでしょ?
そしたら車で20分くらいの市民ミュージアムで人形展を開催してるって言うじゃないですか!
んで、行ってきました。
今まで写真やTVでしか見たことなかったので、人形の大きさって今一つ伝わってこなかったんです。
身長は大体30~40センチくらいかな。りかちゃん人形よりもかなり大きめ。
写真では一つの方向からしか見れないけれど、本物は後ろ姿も見られます。
子供の人形がほとんどで時代はたぶん江戸。
昔の子供たちが遊んだり、大人のお手伝いをしたり、うたたねしたりする姿が本当に可愛く作られています。
不思議なのはどの人形も支えられていないのに自分で立っていること。
HPをみるとわかるんですが、与さんの人形はほとんど自分で立っています。
与さん曰く「自分で立たない人形は生きていない。」んだそうです。
中身が何でできているのかわかりませんが、木の桶を持っていたり、竹の棒を取りっこしてたりする人形なんて本当にバランスがとりにくいだろうなぁと思うんですが・・・・

2月3日まで開催されているそうです。
人形作りが趣味のお姑さん誘ってもう一回行ってもいいなーって思ってます。