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西やん67歳、日々の出来事独り言

何もない日475 【ドイツの状況】

2024-11-02 21:10:47 | 何もない日
こんばんは。

九州北部は、長崎県北部で線状降水帯が発生したり、福岡県内でも激しい雨が降りました。
JR九州の在来線での運転見合わせを頻発しましたが、山陽新幹線、東海道新幹線の運転見合わせも発生し、博多駅も大混乱したようです。3連休初日の鉄道など交通機関の乱れで、連休中の予定見直しをせまられた方も多かったのではないかと思います。
明日は11月3日(文化の日)で、『晴れの特異日』と言われています。やはり、明日は一部地域を除いて『晴れ』のようです。

ただ、まだ東海、関東方面は雨が降っていると思いますので、お気をつけ下さい。

【ドイツの状況】(参考:現代ビジネスの記事など)
以前見た記事で、ヨーロッパの航空会社の「中国路線」からの撤退が続いているというのがありました。
理由は、「ロシアのウクライナ侵略戦争」による「ロシアへの経済制裁」に対抗して、ロシアが欧米、日本、韓国などの民間航空機のロシア上空通過を認めていないことです。敵対国の航空機は上空を通過させないということです。
(逆に、ロシアの航空機はヨーロッパ上空を通過できません)

その制約を受けないのが中国の航空会社。
中国の航空会社の便とは、時間も2時間ほど違い、運賃も安いため、欧州の航空会社の利用者が激減したため撤退が進んでいるとのことです。

その中でも、ドイツの航空会社は更に疲弊しているとのことです。
理由は、景気の落ち込みでドイツ-中国簡のビジネス客や観光客が減り、乗客が少なくなったということもあります。
また、更に、航空運賃の急騰と言う理由もあります。

ドイツの現在の左派政府は"脱炭素"教の信者の集まりと言われ、ガソリン車も、豪華客船も、もちろん飛行機も、とにかくCO2を出すものが全てこの世の中から消えることを熱望しているとのこと。

特に、「緑の党」が政権を持つ州や市などでは『自動車いじめ』が激しく、パーキングを減らしたり、自転車専用レーンを広げたり、道に突き出すように大きな花壇コンテナを並べたりして、ドライバーの居心地を悪くすることに余念がないとのこと。

そして、何といっても一番効果的な方法が、「CO2排出への課金」。
つまり、CO2を排出するものに、その量に見合った金額を課金(上乗せ)するということで、ガソリンが高くなり、貧しい人は車に乗れなくなる状況であると。

更に、そのドイツのCO2の価格(課金される金額)は毎年引き上げられているため、航空チケットやガソリンだけではなく、ほぼ全ての物価に影響し、景気を悪化させているということです。

更に、航空機に関しては、「異様に高いドイツの空港使用料」というのがあるそうで、エアバスA320(ピーチアビエションなどが使用している中型ジェット旅客機)の八尺する際の空港使用料が、スペインのバルセロナ空港が660ユーロ。ロンドンのヒースロー空港が2311ユーロ、日本の羽田空港が22万円(現レートで換算すると約1300ユーロ)なのですが、ドイツのフランクフルトでは4410ユーロと破格に高いものになっているとのことで、ヨーロッパのドイツ以外の国の特にLCC(格安航空会社)がドイツ路線を縮小するところが増えているそうです。

エネルギーで、ロシアの天然ガスの依存度が高く、「ロシアのウクライナ侵略」を機に、天然ガスの調達先をロシア以外に帰る必要に迫られて、エネルギー価格が高騰しました。
電力の面では、日本の東日本大震災での福島第一原発事故を契機として、ドイツ国内の原発は全て停止し、稼働させないとことなりました。
そのため、発電用のエナルギー(石油、石炭など)の高騰により、電気代も高くなりました。

その結果として、国内の製造業などの産業が、エネルギーなどについての「高負担」に悩まされ、更には、自動車産業は中国製EVの輸出攻勢で疲弊しています。

ドイツの自動車産業などが、過度に「中国依存」していたこともあり、中国でのEV販売も振るわなくなり、トヨタに次ぐ世界第2位のフォルクスワーゲンも事業の見直しを急がないといけない状況となっています。

そこで持ち上がっているのが、ドイツ国内の工場閉鎖です。
閉鎖が検討されている工場をかかえるある市では、人口の4分の1がフォルクスワーゲンの工場、または、関連する仕事をしているということで、工場閉鎖は大問題。

日本のGDPを抜いて、アメリカ、中国に次いで第3位となったドイツですが、いま非常に厳しい状況となっているようです。

今の政権を選択したのはドイツ国民ですが、政府の政策と国民の現状が一致していないようです。
更には、前政権、産業が進めてきた「過度のロシア依存」、「過度の中国依存」のつけが、今になって響いてきているようです。

ただ、これは『他人事』ではなく、ひとつ間違えば、どこの国でも、日本でも同じような状況になることを示しています。

選挙が終わり、政治の「不安定化」が見えてきた日本。
方向を間違えないようにしていかないと、です。

では、また。




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