なんと、先月はうっかり「2017年7月の惑星」を書き忘れ、7月21日になって、7月1日に紹介するはずだった6月からの月の巡りのダイジェスト版を掲載しました。8月はそこで、忘れないように十分気をつけました。
まずは、7月にみた月の巡りのおさらいから。
梅雨時とはいえ、あまり雨の降らなかった7月中旬までの関東。6月28日から15日も月をみることができました。しかも、実は私は見られませんでしたが「銀河鉄道の月」のブドリさんが東京で7月17日早朝6:33に月を捉えていました(ココから転載)。したに写真をコピーさせて頂きましたが、これを入れれば16日もみられたことになります。
そうなると、梅雨明けしたあとの今回の月の巡りの方が月に出会えていないような気がします。まあ、最後まで見てみないとわかりませんが・・・。
ということで、さて今月の惑星の解説を始めましょう。
水星:太陽と重なるような位置にいるのでみられません。
金星:今は「明けの明星」となっている金星。地球からの距離が遠ざかっているので今年の前半より明るさは減っていますが、8月19日明け方には、新月前の細い明け方のお月様と並んだ姿を楽しめます。但し、早起きさん向き。というか、5時が日の出なので、夜中の3時、4時という時間でないとちゃんと綺麗にみられないかも~です。
火星:見られません。地球から遠く、太陽のちょうど向こう側の奥にいる感じですよ。
木星:今は、春の星座・スピカのそばにいる木星。ということは、夏の今は暗くなって星が見えるころには南の空から西へと移動中です。夕飯後すぐの7時、8時なら天気がやや悪くても明るいのでみつかりますが、これからどんどん沈む時間が早くなるので見づらくなってきます。ちょっと手振れしてますが、西空の三日月とツーショットで見られたばかり。このような姿を見られるのは、次の月の巡りに入って8月25日(金)となります。明るい惑星と三日月のツーショットは絵になりますので、是非眺めてみましょう。
土星:土星は今、夏の星座のさそり座のそばにいます。ですから、夜に見やすいいい位置にいます。ただ、木星や金星ほどには明るくないので、天気のよい日に、探してみましょう。南に開けた場所で、低い空にいるさそりのしっぽの上に見つかるはずです。みつける自信のない方は、8月3日にお月様がそばに近寄って「これが土星だよ~」って教えてくれるので、教えてもらってみるのがいいでしょう。
<国立天文台「今日のほしぞら」より転載>
半月を過ぎてやや太ったお月様の下に土星がみつかりますよ。
「8月8日未明の部分月食」や「ペルセウス流星群」も楽しめる8月ですが、それについてはリンクを貼っておいたので、国立天文台のサイトにクリックしてそれぞれ見方を教えてもらって下さい。
夏休み、山や海にでかけたら、夜わすれずに素敵な星空も楽しんでくださいね。そして、でかける機会のない方も、決して諦めないで!
自宅近くでも、夏の大三角をはじめ木星、土星や明るい星は、都心でも楽しめます。流れ星だって見られるかもしれませんよっ!
困ったもんです。
悠真の夏休みの宿題に、月と夏の大三角の2時間での見える位置の変化を観察するというのがあるそうなのですが、見えないから観察できないと言ってますよ。
子供まで泣かせる天気は困りものですね。
また、ブドリさんのお月様を転載させていただきました。ありがとうございます。結構前回の巡りはよく見えていましたね。それに比べて、今回の巡りは本当に雨に降られたり、雲に隠されたりの連続です。
悠真君のためにも、晴れてほしいですね。でも、いい宿題ですね。もう高学年になっているのですね~。