平成25年12月22日 10番札所 得度山 切幡寺を参詣しました
切幡寺は 810~824年の頃 この山麓の貧しい村に 機織り娘がいました
弘法大師が 修行中の結願の日 この地を訪れ 娘に つくろいのため 布切れを
求めたところ 娘は織りかけていた布を 切り裂いて差しだし、大師はその厚意に
「願いはないか」とたずねたところ 「父母の菩提を弔いたい」 という娘の願いを
聞き入れ 千手観世音菩薩を刻んで贈り 剃髪得度させ 灌頂(仏位になること)を
授けたところ 娘はたちまち 光明を放って 千手観音に化身し
大師はこの地に堂宇を建て得度山 切幡寺と号し 四国霊場に定められたそうです
ツワーは 山門をくぐらず 333段あるという石段も上らず
タクシーに乗りかえ脇道から 本坊の下段まで乗り付けです
降りると くねった急坂を少し上がると本坊の庭先に出ます
12月の寒空に たくさの実をつけた南天が頭を垂れていました
切幡寺境内図
本坊 玄関前に十三重の石塔
手水場
鐘楼
大師堂
大師堂の前に 修行大師像
弁天堂
こじんまりとした お堂に七福神の紅一点の弁財天が祀られています
福徳 諸芸能上達の神様として信仰されています
虚空菩薩堂
智慧と福徳を与えて下さり 丑と寅生まれの人の守り本尊です
本堂
ご本尊は弘法大師が刻まれた千手観世音菩薩が南向きに
奥殿に即身成仏信女の観音菩薩像が北向きに安置されているそうです
本堂の後ろに奥殿
機織り娘が化身したといわれる 即身成仏信女観音 が
北向きに安置されているそうです
奥殿の裏側で 参拝できるようになっています
本堂の左手から56段の石段を上ると不動堂
不動堂から さらに上がると 国重要文化財の二重の大塔 が
あります(高い相輪の屋根)
本堂の右に はたきり観音 の大きな銅像
右手に鋏をもち、左手に長い布を垂らしています
はたきり観音の側に
「 この寺の 由来に於わす 御佛の はたきり観音 姿うるわし」
平成六年 宮中御歌初め 御題「姿」に寄す 当山 智叡 の歌碑があります
バスツアー巡拝1回目は平成25年12月23日 1番~ここ10番で打ち止めです
おしまい
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