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(ブログ名変更しました)

アナウンス効果...藤井聡京大大学院教授 facebook

2012年12月07日 | 政治
あ~、なるほど、そういう意図がマスゴミにあるのか。

気をつけよう、やっぱりゴミだし...。

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総選挙公示直後の昨日、
各報道機関が一斉に各党の支持率や、予想議席獲得数を報道しました。

しかしこうした報道は、国民の投票行動に極めて大きな影響を及ぼすものです。
一般にこうした影響は「アナウンス効果」と言われています。

下記のページでも書かれていますが、
「多くの陣営は当落線上、当選まであと一歩と報道されることを好む。」ようです。
これは、日本人の「判官贔屓」の精神をくすぐり、
得票が伸びるであろうと予期されるからです
(これは、海外でもその存在が知られている効果で、
一般にunderdog効果=負け犬効果と呼ばれています)。

とりわけ、現在の衆議院選挙では、有権者は「小選挙区と比例」という
二つの行動オプションを所持していることから、
アナウンス効果が、有権者の投票行動に反映されやすくなっている、
という特徴があります
(一つだけなら政策だけで決めても、二つあるなら二つ目を
  「判官贔屓で、コッチに入れてみようか」
と考える傾向が十分にあり得るからです)。

したがって、今回の報道は、少なからず各党の獲得議席数それ自体に
影響を及ぼすであろうことが十二分に予期されます。
とりわけ、各選挙区で「当落線上、あと一歩」と報道された陣営は、
この報道によって得票数を伸ばす傾向が(その逆の傾向よりも)より強くなる
可能性が考えられます。

とにかく適正な投票行動のために必要なのは、
 「その候補者・政党の資質」
の一点です。そして、その資質を見極める重要な情報源は、

 ①その候補者・政党のこれまでの振る舞いや実績
 ②その候補者・政党が訴える政策の質

の二つである、という当たり前の事実を、我々日本国民は思い起こすことが
必要であろうと思います
(なお、昨今は、②だけを考慮して①を無視するという
  有権者が増えてきたように思いますが、
 こういう判断は極めて不適切です。なぜなら、②で主張される政策の実現可能性、
 さらにはその質を見極める上で、①は極めて重要な情報源となるからです)。

いずれにしても、いたずらに「アナウンス効果」に踊らされることのない判断を
成すことが今、日本国民全員に求められています。
その上で、国民一人一人が適正な判断をなすことが、
明るい日本の未来を国民の力で作り上げるために
何よりも求められていることなのです。

以上、ご参考まで。
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アナウンス効果

報道によりその対象に影響を与えること。
特に選挙報道の際問題にされる。

ある候補者が苦戦していると報道されると、
激励票や同情票が集まるアンダードッグ効果(負け犬効果)が最も多く指摘されるが、
組織等が優勢候補を支持するバンドワゴン効果(勝ち馬効果)もあり、
実際には誰に有利になるかはケースバイケースである。

多くの陣営は当落線上、当選まであと一歩と報道されることを好む。

また金融政策の変更や当局者の発言が実体経済の変化に先行して
経済主体の行動変化をおこさせること。
経済関係では『アナウンスメント効果』といわれることが多い。





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