先日、テレビで阪神タイガースの主砲「鉄人金本」がインタビューされている場面を偶然目にした。
金本といえばフルイニング連続試合出場の世界記録を持ち、時には骨折しようとも強行出場してヒットを放つという強靭な肉体と不屈の精神力を持つ人物である。
まさしく「鉄人」というニックネームが日本一似合う男といっても過言ではないだろう。
そんなインタビューの中で「怪我をしないコツは何ですか?」という問いに対し、鉄人金本はこのように答えていた。
「怪我は、怪我と思った時点から怪我になるのです」
すばらしい・・・
ドラゴンズファンの僕ではあるが、この瞬間から大の金本ファンになった。
確かに「怪我」の定義は曖昧で、これといって定められたモノはない。
しいていえば、医者から何らかの診断をされれば「怪我」と言ってもいいだろう。
しかし「スリキズ程度では怪我をしたうちに入らない」という考え方があったとすれば、金本のように「肉離れ」をしたとしても、痛いのを我慢し打席に立ち続け、そのまま治ってしまえば怪我をした事にはならない。
それどころか骨折さえも怪我とは認めず、そのまま打席に立ち続け、何も無かったかのように治してしまえば、骨折を怪我どころか「骨が痛い」程度に終わらせてしまう事が出来てしまうというのだ。
さすが鉄人。
ここまでくるとアホである。
いや、冗談でもそんなことを言えないほど尊敬すべき根性である。
この鉄人の名言は病気などに対しても当てはめる事が出来るだろう。
とある医者が、こんな事を言っていた。
「『風邪』という医学的病名は無い」
ようするに「風邪」にも定義が無いのだ。
多少の微熱程度なら「疲れが溜まっているだけ」と考え、インフルエンザのようなウィルス性の風邪じゃない限り普段通りの生活をし続けてしまえば、風邪をひいた事にはならない。
これを同じと言っていいのかは分からないが、僕にもこんな体験がある。
数年程前までの僕は「肩こり」というものを知らなかった。
しかしある日、散髪後に軽くマッサージをしてくれる美容師さんから「肩、こってますね」という言葉を言われてから、それまでは「今日は腕がダルいなー」程度にしか思っていなかった何でもない違和感が「肩こり」になってしまったのだ。
どこからが肩こりか?という定義がなかった為に、他人の言葉によってその瞬間から自分の中で「肩こり」と決めてしまったのである。
ここまでの流れを考慮すると、鉄人の言葉から一つのキーワードが見えてくる。
「定義の無い言語の基準は、自己の判断に委ねられる」という事だ。
という事は、このような場面にも当てはめる事が出来る。
以前、ある女の子からこんな質問をされた。
「どこからが浮気だと思う?」
この質問には、恐らく人それぞれ色々な答えが出てくるだろう。
「デートしたら」
「キスしたら」
「SEXしたら」
「相手にバレたら」
このような回答からも、浮気には定義が無い事がわかる。
という事は、
「浮気は、自分が『浮気』と思った時点から浮気になる」
と、当てはめられるのだ。
「浮気なんてしてないわよ。ただ、一緒にゴハンを食べに行っただけなの・・・」
「成り行きでキスをしてしまっただけで、浮気なんてしてないぞ」
「気付いたら裸で抱き合ってて、知らないうちに彼のオチンチンが私の中に入ってただけで浮気なんてしてないもんっ」
そう、法で何らかの裁きが無い限り「浮気」にも人それぞれ違った定義があるのだ。
以前、無類の女好きなヒロ君と飲みに行った先で、このような会話のやりとりがあった。
「ヒロ君は、どこからが浮気だと思う?」
「中で出したら」
ようするに、彼も「鉄人」なのである。
金本といえばフルイニング連続試合出場の世界記録を持ち、時には骨折しようとも強行出場してヒットを放つという強靭な肉体と不屈の精神力を持つ人物である。
まさしく「鉄人」というニックネームが日本一似合う男といっても過言ではないだろう。
そんなインタビューの中で「怪我をしないコツは何ですか?」という問いに対し、鉄人金本はこのように答えていた。
「怪我は、怪我と思った時点から怪我になるのです」
すばらしい・・・
ドラゴンズファンの僕ではあるが、この瞬間から大の金本ファンになった。
確かに「怪我」の定義は曖昧で、これといって定められたモノはない。
しいていえば、医者から何らかの診断をされれば「怪我」と言ってもいいだろう。
しかし「スリキズ程度では怪我をしたうちに入らない」という考え方があったとすれば、金本のように「肉離れ」をしたとしても、痛いのを我慢し打席に立ち続け、そのまま治ってしまえば怪我をした事にはならない。
それどころか骨折さえも怪我とは認めず、そのまま打席に立ち続け、何も無かったかのように治してしまえば、骨折を怪我どころか「骨が痛い」程度に終わらせてしまう事が出来てしまうというのだ。
さすが鉄人。
ここまでくるとアホである。
いや、冗談でもそんなことを言えないほど尊敬すべき根性である。
この鉄人の名言は病気などに対しても当てはめる事が出来るだろう。
とある医者が、こんな事を言っていた。
「『風邪』という医学的病名は無い」
ようするに「風邪」にも定義が無いのだ。
多少の微熱程度なら「疲れが溜まっているだけ」と考え、インフルエンザのようなウィルス性の風邪じゃない限り普段通りの生活をし続けてしまえば、風邪をひいた事にはならない。
これを同じと言っていいのかは分からないが、僕にもこんな体験がある。
数年程前までの僕は「肩こり」というものを知らなかった。
しかしある日、散髪後に軽くマッサージをしてくれる美容師さんから「肩、こってますね」という言葉を言われてから、それまでは「今日は腕がダルいなー」程度にしか思っていなかった何でもない違和感が「肩こり」になってしまったのだ。
どこからが肩こりか?という定義がなかった為に、他人の言葉によってその瞬間から自分の中で「肩こり」と決めてしまったのである。
ここまでの流れを考慮すると、鉄人の言葉から一つのキーワードが見えてくる。
「定義の無い言語の基準は、自己の判断に委ねられる」という事だ。
という事は、このような場面にも当てはめる事が出来る。
以前、ある女の子からこんな質問をされた。
「どこからが浮気だと思う?」
この質問には、恐らく人それぞれ色々な答えが出てくるだろう。
「デートしたら」
「キスしたら」
「SEXしたら」
「相手にバレたら」
このような回答からも、浮気には定義が無い事がわかる。
という事は、
「浮気は、自分が『浮気』と思った時点から浮気になる」
と、当てはめられるのだ。
「浮気なんてしてないわよ。ただ、一緒にゴハンを食べに行っただけなの・・・」
「成り行きでキスをしてしまっただけで、浮気なんてしてないぞ」
「気付いたら裸で抱き合ってて、知らないうちに彼のオチンチンが私の中に入ってただけで浮気なんてしてないもんっ」
そう、法で何らかの裁きが無い限り「浮気」にも人それぞれ違った定義があるのだ。
以前、無類の女好きなヒロ君と飲みに行った先で、このような会話のやりとりがあった。
「ヒロ君は、どこからが浮気だと思う?」
「中で出したら」
ようするに、彼も「鉄人」なのである。