気ままな映画生活

yaplog!から引っ越ししました!

『あん』 2015年4月6日 ニッショーホール

2015-04-06 23:08:13 | 映画 あ
あん』 を完成披露試写会で鑑賞しました。

これは、今年一番の邦画になりそうな気がするよ!

【ストーリー】
 刑務所から出所したのち、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎の店に、徳江(樹木希林)という女性がやって来る。その店で働くことを強く希望した徳江を千太郎は採用。徳江が作る粒あんが評判となり、店は大繁盛。そんな中徳江は、つぶれたどら焼きをもらいに来ていた女子中学生のワカナと親しくなる。ところがある日、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが近所に知れ渡り……。


毎度、cinematodayから【ストーリー】を頂戴してくるのであるが
冒頭からネタばれなのである(苦笑)
このことは映画では途中まで明かされない。

それはさておき、名優の樹木希林の本領発揮である。
やっぱり樹木希林は日本ではズバ抜けている。
それに、永瀬正敏と孫である内田伽羅が共演している。
みんなそれぞれの演技が良いし、ストーリーも良い。
今年一番の邦画であると思う。
原作を読んでいない方はそのまま読まずに鑑賞しましょう

あまりに良い映画は涙も出ません。
しかし、泣いている人はいましたが...

過去は変えられないけど、今は変えられる。
今を生きるからこそ、過去を振り返り勇気を出して一歩を踏み出す。
そんな力がもらえる映画である。

5月30日公開です(河瀬直美監督の誕生日らしいです)

舞台挨拶では、樹木希林さんが体調不良ながらも
珍しく饒舌に話していただき、大爆笑の舞台挨拶であった。
監督もタジタジで面白かった。
さすがは長く生きてきただけあります

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『グッド・ライ ~いちばん優しい嘘~』 2015年4月5日 明治安田生命ホール

2015-04-05 16:26:09 | 映画 く
グッド・ライ -いちばん優しい嘘~』 を試写会で鑑賞しました。

戦争映画は外れなし。 の中では中の出来だった。

【ストーリー】
 カンザスシティーの職業紹介所勤務のキャリー(リース・ウィザースプーン)は、スーダンの内戦で両親を亡くしたマメール(アーノルド・オーチェン)らを空港で出迎える。これまで抜かりなく仕事をこなしてきた彼女の任務は、難民の彼らに勤め先を見つけることだった。だが、電話など見たこともなく、マクドナルドも知らない彼らの就職は困難を極める。


今回は重大なネタばれを書いているので、見る予定の方は
以下は読まないでください!!


嘘は嘘でもエイプリルフールズの嘘よりは数段上である(笑)
そんなことはさておき、1983年の内戦から命からがら逃げ延びて難民キャンプにたどり着き
(おちろんその道程も映画では描かれています。)、その後、2000年にアメリカに移住して
移住後もドラマはあります。
というかなり壮大なドラマを1時間50分という短い時間に収めてしまったのが
最大の敗因である。
感動的な話が薄く、どうでもいい笑い話を手厚くしてしまったがゆえに
この映画で伝えたいことが薄れてしまった気がする。
911があった関係でアメリカへの移住も頓挫してしまい
また、スーダンとテロの関係もあり移住者も制限されてしまうという現実があるのは
さらっと描かれただけである。
そういう背景やアメリカで離れ離れに暮らすことになった背景や、その後の行動などは
見せ方として軽いのである。
そういうのは勿体無く、もう少し描くウェイトを変えたら重厚なドラマになったと思うが
軽いドラマになってしまった感がある。(それが製作者の狙いなら問題ないが)

この内容は確かに笑いもあるかもしれないが、そういうことを伝えたい映画では
無いと思うので、勿体無い。
その後の弟の同行も気になる。(せめて字幕ででも紹介して欲しいものである)

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『龍三と七人の子分たち』 2015年4月3日 新宿ピカデリー

2015-04-03 23:20:27 | 映画 り
龍三と七人の子分たち』 を試写会で鑑賞しました。

『アウトレイジ』のような過激な内容を想定してたので肩透かしだった(笑)

【ストーリー】
 組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三(藤竜也)。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。


ジジイが主役の笑える映画であった。
でも、バイレンスというかそういうのを期待していると肩透かしにあいます。。。
でもって、脚本はたいしたことありません。
だから笑い飛ばしてはいお終い!(という映画です)
日本アカデミー賞時に話題をかっさらった北野武監督であるが
この内容では箸にも棒にもかからないでしょう
だから笑ってお終い(シツコイね)
そういう映画です

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