アスベストによる健康被害の認定を受けていた伯父さんが今日の早朝亡くなりました。数年前から入退院を繰り返し、今年の1月中頃からホスピス病棟に移っていたので、これが最後になるのではないか?と思いつつ3度ほど訪問し会うことができました。
初回訪問時は言葉も普通に交せ、杖をついて歩けていたのが、次には意識も飛びがちになり車いすになり、最後には立ち上がれなくなっていたのですが、ベッドを起こさせ、朦朧とする意識の中でも、出せなくなっていた声を振り絞って僕の名前を大きな声で呼んでくれたんです。最後に残った僅かな体力を消耗させてしまい、もう意識が無くなるか亡くなってしまってからでないと会えないと考えていたところでした。
ユーモアがあって他者の世話を厭わない立派な人生を送られた尊敬できる伯父さんでした。キリスト教では天国に召される、仏教ではあの世に帰るとか生まれる、というと思います。
私たちはこの世に生まれ、限りある命、肉体を授かります。長生きして100年。宇宙に思いを馳せると、光の速さで何億年か何百億年か忘れましたが、そんなスケールの銀河系が私たちの太陽系以外にも、まだ何百だか何千だか忘れましたがあるそうです。
そしてまだ宇宙は膨張を続けているといいます。気が遠くなります。では宇宙の向こう側には何があるのか?想像を絶します。私たちの肉体も物質。光の粒子も物質ですね。私たちはいつでも目を閉じて想像するだけでどんなことでも出来るし、どこにだって瞬時に飛んでいける。光速より速い。死とは限りある不自由な肉体を離れ、無限の宇宙そのものになることでしょうか?わかりません。