幽玄洞ブログ

岩手県一関市東山町からローカルな情報を発信していきます。

平成21年度NHK全国短歌大会

2010年02月22日 | 東山町

一関市立田河津小学校は一関市東山町田河津地区にある全校生徒59人の小さな学校です。
先日、この学校から2人の児童が平成21年度NHK全国短歌大会ジュニアの部で入賞をはたすという快挙がありました。
同大会は成人の部とジュニアの部に分かれており、各部の中で大賞6人、選者賞6人、百人一首賞(大賞、選者賞を含む)100人、入賞者が選ばれるものです。
ジュニアの部では全国から寄せられた1万5364首の中で、同校6年の佐藤幸司君が百人一首賞と選者賞を同時受賞しました。

佐藤君の作品。

「でっかいなぁ イワシクジラのあばら骨 よく入ったなぁ博物館に」

学校では遠足など行事あるごとに短歌を作るよう指導されているそうですが、佐藤君の作品も修学旅行で行った仙台市内の博物館での体験を表現しました。

5年生の中村洸太君も陸前高田市で行われた宿泊合宿での光景を
「砂浜に打ち寄せられたゴミの山 コンブの中から磯ガニ一匹」

と表現し、岩手からただ一人入選をはたしました。

同校では市教育委員会が進める「ことばの力を育てる研究事業」の協力校に指定されており、低学年(1~3年)は3行詩、高学年(4~6年)は短歌と学校全体で取り組んできました。作品をまとめたプリントを拝見しましたが、大賞、選者賞、入賞者を選び、選者賞は選者である先生の名前も入っており、本番と同じ形式です。
同校からは遠足で幽玄洞に来ていただいていますが、多分遠足での感想が詠まれた短歌や三行詩が校内に張り出されているのかもしれませんね。
これからも同校から複数入賞ができるよう頑張ってください。

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