遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

野田氏は韓国へ何をしに行ったのか。見えているのは朝貢だけ。

2011-10-21 00:11:27 | 民主党の正体
 世界のどの国でも、トップに新しく就任した政治家が外国を訪問する時、何処へ先に訪問するかで、時の政府の姿勢が伺われ世界から注視されます。日本では、かつては米国でしたが、安倍氏が中国を最初に選び、鳩山氏が韓国で、これに次いで野田氏も韓国を選んだのでした。(国連総会やG8の会議は除外)
 菅氏をオバマ大統領が招待したことがありましたが、実際には婉曲に断られ、つづいて野田氏を招待のニュースが流れましたが、外相の間違いと訂正する形で立ち消えになりましたね。理由は諸兄がご承知のことなので、ここでは触れません。民主党政権は韓国を最初の訪問国にすることが定例化するのでしょうか。
 GDP第三位に堕ちたとは言え、一位、二位の米中を訪問し、世界情勢について語り合うのが日本の"格"と言うものですが、民主党政権の視点のお里が知れますね。

 更に、今回の野田氏の訪韓は、結果を見る限り貢物を用意して持参したり、訪日を招待してもはぐらかされたり(つい最近まで来るって言ってたはずなのに)、EPA交渉再開要請を逃げられたり、竹島や慰安婦の問題では、向こうから釘をさされつつ、こちらからは何も言えないで帰ってくる=解決済みの慰安婦問題の復活、不法占拠の竹島の実効支配強化の行動を容認ととられても仕方がないといった惨憺たる外交結果ですね。
 

日韓首脳会談 浮き立つ首相 片思い (10/20 産経)

儀軌、一部を引き渡し 大統領、訪日明言せず
 19日の野田佳彦首相と韓国の李明博大統領との会談では、「韓国重視」を切々と訴える首相のどこか片思いにも似た姿勢ばかりが浮き立った。対する李大統領は冷静に距離を置こうとする姿勢がありあり。自らの来日さえも明確な言質は与えなかった。
この悲しい温度差をどう埋めるつもりなのか
。(ソウル 阿比留瑠比)

「異様な朝貢外交」
 「日韓は共存共栄なんです。共存共栄をしなければならない最も重要な隣国だと十分認識している」
 
首相は会談後の共同記者会見でこう強調した。6、7日に訪韓した玄葉光一郎外相も「日韓は死活的な利益を共有している」と繰り返しラブコール。元外相の前原誠司民主党政調会長
も9~11日に訪韓し、韓国重視姿勢をアピールした。
 だが、
韓国側はそれに感謝しているようにはみえない。日韓外交筋は「朝貢外交のようでちょっと異様だ。韓国も当惑しているのではないか
」と漏らす。
 首相は訪韓にあたり、17日の韓国紙・中央日報のインタビューで「妻(仁実夫人)は韓国のイケメン俳優が大好き」と愛嬌(あいきょう)を振りまき、18日夜には自らが「ドジョウ宰相」と呼ばれることに乗じて、ソウル市内の焼き肉店でドジョウスープを食した。
 こうした徹底的な「持ち上げ」の効果なのか、大統領は会談で韓国で再燃している
慰安婦問題に触れなかった。首相は記者会見で「議論は出なかった」と胸を張ったが、それほど評価すべき話ではない。むしろ首相は、ソウル市が在韓日本大使館前に慰安婦の記念碑建立を認めた事案に対して遺憾の意を表明するチャンスを失った
といえる。
 しかも
大統領は記者会見で「歴史問題で日本側に積極的な努力が必要だと申し上げた」と明言
した。韓国側の言い分を拝聴するだけでは、両首脳が口をそろえた「ウィンウィン」の関係とはほど遠い。
 朝鮮王室儀軌の引き渡しでも首相は一部を自らが持参しながら、韓国が保管する
日本の古文書の引き渡しは求めず「アクセスへの便宜」を図るよう要請しただけ
だった。
 日本側が要請中の大統領の国賓としての
来日についても、大統領は歴史問題など両国間の「懸案」を理由に言葉を濁した


戦略意図見えず
 そもそも李大統領は残り1年余りで任期満了となる。今月26日に与野党の事実上の一騎打ちとなるソウル市長選を控えており、来年は総選挙(4月)、大統領選(12月)などが続く「選挙イヤー」となる。つまり韓国は日本に歩み寄る余地のないシーズンに突入したといえる。
 にもかかわらず熱心に
求愛し続ける首相に何か戦略的な意図はあるのか
。どうも野田外交は見えにくい。

 韓国国会が返還要求決議をしていたのは「儀軌」(167冊)だけで、日本側は求められた以上の大盤振る舞いをしたり、日本の古文書の引き渡しは求めない片務協定のままであったこと。歴史問題に触れなかったことなど、不平等外交については、数々の指摘がなされており、歴史に残る失政実績でしたが、遊爺が今回最も注目したのは、「日韓通貨スワップ協定」です。

 報道では軽く触れられていることが多く、聞き逃してしまいがちなのですが、これぞ朝貢の最たるものであり、この大きな恩義をむしろ遅いとかクレームをつけたりする、すねかじり根性というか、たかり根性の韓国の素顔を表している象徴的な貢物なのです。
 あれだけサムスンやLGや現代が海外で活躍し、それらの企業城下国家の韓国でありながら、外貨積み立てがなく、ウォン安で度々国家の存立が脅かされていることは、諸兄がご承知の通りです。
 その時に、韓国の窮状を救うため、足りない外貨を支援してあげるのが、「日韓通貨スワップ協定」です。
 2008年9月のウォン大幅下落時に締結されたのですが、韓国は「韓国が最も厳しい時に外貨を融通してくれたのは、アメリカ、中国、日本の中で日本が最後だ。日本は出し惜しみをしている気がする。アジア諸国が日本にふがいなさを感じるゆえである。日本側がもう少し譲歩し、配慮すれば早く締結できるのではないか。」と、助けてもらいながら文句を垂れているのです。
 今回も、欧州の金融危機でウォン安が進行していますが、去年増額延長されていたこの協定を、更に増額することにしているのです。
 UPDATE1: 日銀と韓国中銀、日韓通貨スワップ協定の限度額を300億ドルに増額 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters

 報道で軽く流されていますが、被災の復興で疲弊し、増税で揺れている国へ「むしん」する国として取り上げておられるblog等、ネットでは非難が盛り上がっているのだそうですね。
 
日韓の通貨スワップ拡大で、ネット上で民主党へ反発の声 2011/10/20(木) 13:16:49 [サーチナ]
 
 サムスン、LGが輸出競争で勝つため、映画やタレントが海外で売れるため、ウォン安政策を採り、それがグローバルな経済危機で行き過ぎて国家の危機になると日本に「むしん(=円借款など返してこない)」して助けを請う。
 都度不況の危機を煽り、国民に低賃金を定着させ、サムスン、LG等の低コストを図る。
 本来は儒教の国のはずなのに、恩をあだで返す国、韓国。
 何故、民主党政権は韓国(& 北朝鮮)に急いで貢ぎたがるのでしょう。世界が金融危機に揺れる中、日本への主権侵害を強めている外交状況の中、国内で復興と財政赤字に苦慮するなか、優先して貢ぎたがるのは、日本国民や国益にどんな必然性があるのでしょう。
 新任首相が、最初の訪問国に韓国を選ぶ民主党。会議以外では外国を訪問しなかった首相は、国税を貢いだり、テロ国家を礼賛する朝鮮学校に貢ぐ「最後っ屁」を残してさりました。
 民主党の正体を、まだ騙されている国民に広く知られる日が早く来て、彼らの利益の為、私たち国民や国土が売り払われたり、貢ぐために働かされたりすることから解放される道に変わるよう、願っています。

 ゆすり、たかりに貢いだり、施したりする余裕は、今の日本にはありませんから。




  タマスダレと虫

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竹島は日韓どちらのものか
民主党の正体  矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)





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