西日がきつくなってくる季節。
だんだんと部屋の奥にも西日が差すようになりました。
西日は暗いですね。。。。
だいぶ以前に書いたものです。また公園でも散歩してみようっと・・・・
西日と申します。。。
公園の横を通り過ぎようとした
車はもちろん、行き交う人々も
忙しそうに通り過ぎていく
もう日もだいぶ西に傾いていた
のんきな僕は染まった桜の葉を見ていた
黄色やオレンジ、紅に染まった葉は
風もない中に揺れもせずに染まっていた
何気なくそんな桜の葉の色につられた
公園の中のいくつかのベンチ
その中の一つだけのベンチが輝くようであった
そんな輝きにまたつられていった
「やぁ。。。」
輝く中に見えなかったのか
老人が言葉をかけてきた
老人とはいえ、帽子を取って挨拶をするなど
古風な老人である
挨拶をし終わると音もなく座った
「どうも。。。。」
僕は老人につられて隣に座った
老人は日向の臭いがした
でも、それは夏の日向の臭いではなかった
枯葉に降りそそぐ日向の臭いだ
「きれいですなぁ。。。。」
「はぁ。。。」
「どうですかぁ。。。?」
「はぁ。。。」
「私色にして見ました」
「はぁ。。。。?」
答えながら目線を上げたら
公園全体が秋色に染まっていた
紅葉した桜の葉が輝いていた
「私の似合う色だと思いませんか!?」
「はぁ。。。。」
横を見ると老人は笑顔であった
その笑顔も秋色。。。。
するとすうっと立ち上がり
「私はそろそろ。。。。」
「申し遅れましたが西日と申します」
また古風に帽子を取って挨拶をした
「はぁ。。。。」
老人の座っていたベンチは暖かかった
だんだんと部屋の奥にも西日が差すようになりました。
西日は暗いですね。。。。
だいぶ以前に書いたものです。また公園でも散歩してみようっと・・・・
西日と申します。。。
公園の横を通り過ぎようとした
車はもちろん、行き交う人々も
忙しそうに通り過ぎていく
もう日もだいぶ西に傾いていた
のんきな僕は染まった桜の葉を見ていた
黄色やオレンジ、紅に染まった葉は
風もない中に揺れもせずに染まっていた
何気なくそんな桜の葉の色につられた
公園の中のいくつかのベンチ
その中の一つだけのベンチが輝くようであった
そんな輝きにまたつられていった
「やぁ。。。」
輝く中に見えなかったのか
老人が言葉をかけてきた
老人とはいえ、帽子を取って挨拶をするなど
古風な老人である
挨拶をし終わると音もなく座った
「どうも。。。。」
僕は老人につられて隣に座った
老人は日向の臭いがした
でも、それは夏の日向の臭いではなかった
枯葉に降りそそぐ日向の臭いだ
「きれいですなぁ。。。。」
「はぁ。。。」
「どうですかぁ。。。?」
「はぁ。。。」
「私色にして見ました」
「はぁ。。。。?」
答えながら目線を上げたら
公園全体が秋色に染まっていた
紅葉した桜の葉が輝いていた
「私の似合う色だと思いませんか!?」
「はぁ。。。。」
横を見ると老人は笑顔であった
その笑顔も秋色。。。。
するとすうっと立ち上がり
「私はそろそろ。。。。」
「申し遅れましたが西日と申します」
また古風に帽子を取って挨拶をした
「はぁ。。。。」
老人の座っていたベンチは暖かかった
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