ブログ雑記

感じることを、そのままに・・・

パール・バックの母よ嘆くなかれ を読んだ

2022-12-16 11:41:00 | Weblog
パール・バックの「母よ嘆くなかれ」を読み終えた。パール・バックのことは“大地”を書いたノーベル賞作家だとは知っていたけれど彼女に知的障害の娘がいて悩み、格闘し、遂に彼女が10才に達した時彼女の終の住処として、長い旅の末に見つけ出したニュージャージー州の養護学園へ娘を託すまでの思いが書かれていました。この本を書くまでに30年も心の葛藤のもつれを解く時間がいった、と書いていた。不条理と言うか神の意志と言うか、いや偶然の手によるのか、誰にも分からないものがもたらす、親と子の人生、何事もそこにいる者にしか分からない。
パール・バックの思いとは違うけれど世界的作家のダニエル・スティールの息子ニックが躁鬱病で自殺してしまうまでの彼女の献身や思い、どうしても防げなかった落胆や悲しみの中で書いたhis  right lightを思い出した。


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