ウチに来てからというもの、サイレントキャットだったゆず
2012年12月辺りからおしゃべりになりました
ツイネ、ニャニャッテ コエガデチャウノ…
今思うと、逝ってしまうまでの数か月、甘えん坊でおしゃべりなかわいいかわいいゆずでした
もちろんそれまでもかわいかったんですよ
でも、どちらかというと『自立した女』的な感じでした
そろそろ時間が無くなってきたのを、ゆずは感じ取っていたのかな…
甘えん坊のかわいらしい姿を見せてくれました
オヤツ チョウダイナ…
さて、猫白血病ウイルスキャリアーについて、私は獣医師ではないので、病気の説明は出来ません
なので、ゆずが発症してからの経緯を書こうと思います
ゆずが虹の橋に旅立って2週間が経とうとしています
まだ悲しくて、寂しくて、感情的になりがちですが、様々なこと、忘れないうちに書こうと思います
トシノセイカ サイキン ワスレッポイカラナァ…
ゆずがキャリアーだとわかったのは、生後3カ月を過ぎた頃、癲癇の発作に伴う様々な検査の途中でした
お母さん猫からの感染でした
キャリアーだとわかってからも、とにかく苦しそうな癲癇の発作を抑えたくて、そちらを重点的にみていました
キャリアーだからといって、必ずしも発症するわけではないと思ったからです
2011年6月23日、ゆずを保護し病院に連れて行った時、生後2カ月位…ということでしたので、ゆずの誕生日は5月1日にしました
それから2年、誕生日は迎えられたものの、その数日後に逝ってしまいました
ゆずのFeLVとの闘いは実質的には1カ月半だけでした
時々癲癇の発作をおこしながら、発作を薬で抑えながら、ふだんはとても元気!
4月1日、ゆずのおしっこの濃い色に驚いた時も、とうのゆずは元気いっぱいでじゃれて遊んでいました
とりあえずおしっこをトイレの砂ごと先生に見ていただきました
本人がとにかく元気なので、たまたま濃いおしっこが出たのか…体を触っても痛がる様子もなく、リンパ節も腫れていないし…でも、一応おしっこの検査しましょう…ということになりました
翌日、タイミング良くトイレに向かったので採尿し(お昼頃)、4時に病院に持っていく事になりました
採尿の時点でまだ元気だったゆず、3時ごろにはふらつき始め、4時にはもうぐったりしてしまいました
おしっこを届けた時に先生に伝え、6時に結果を聞きに行く時にゆずも連れて行くということに…
ところが、おしっこを届けた30分後、病院から連絡があり、「すぐに来て下さい」とのこと
ゆずを連れて病院に行き、採血、結果が出るまでの間に先生からおしっこの検査の結果を聞きました
ゆずのおしっこには多量のビリルビンが出ていました
そして血液検査の結果、WBC4200、RBC557、Hb8.6、PCV23.6と、血液の状態は基準値より低く、肝臓値もALT≫1000(計測不能)、ALP282、AST279
怖かったのはTBIL黄疸の指標2.0でした
どうしてゆずのこの2日の様子を書いたかと云うと、それがまったく突然のことだったからです
今思い返してみても、ちょっと前まで元気だったのに、あっという間にぐったり…
例えば、数日前から食欲がないとか、元気がないとか、水をたくさん飲むとか、逆に水を飲まないとか…
普段と違う、病気の兆候がなかったのです
ネコさんは体が小さい分、悪くなるスピードが早い…
ゆずの体の中で眠っていたウイルスが突然牙を剥いて襲いかかってきた…まさにそんな感じでした
先生の話は私が1番聞きたくなかった言葉、「発症したかもしれませんね…」というものでした
黄疸の症状が出ている事、血液検査の結果の肝臓値が非常に悪い事、貧血の症状も深刻な事…
悪いことだらけで、救いは無いのか!と叫びたくなりました
ぐずぐずしている時間はなく、治療が始まりました
利胆剤、抗生剤を投与、すぐに食欲廃絶の状態になってしまったので皮下点滴を1日1回
5日になっても症状は改善されず、むしろ悪化
TBILも5.8と高く、血小板が少なすぎて出血が怖いものの、止血剤を使用して肝臓の穿刺検査をすることに…
結果は肝臓にリンパ腫が出来ているということでした
(この日はステロイドを注射)
先生から抗がん剤のプロトコルの説明を受け、血液の状態から見てゆずが使えるプロトコルを選びました
プロトコルは代表的なものが3種類、COP、COPA、UWM(25wk)
本当は効き目の強いCOPAを使いたいが、それではゆずがもたないでしょうということで、穏やかなUWM(ウィスコンシンと呼ばれているものです)を選びました
しかも組み合わせの中の強い薬、硫酸ビンクリスチンをはずしての抗がん剤治療となりました
6日、副作用がほとんどないと云われているLアスパラギナーゼを注射しました
(この日、注射したのはLアスパラギナーゼ、プレドニゾロン、抗生剤)
なぜ硫酸ビンクリスチンをはずしたかと云うと、このビンクリスチンは効果は期待できるものの免疫抑制をおこし易い薬で、ゆずのようにすでに貧血の症状が出ている場合、さらにその症状が進んでしまう事が容易に考えられたからです
実は、この日の抗がん剤治療が最初で最後の抗がん剤使用となりました
このあとゆずは貧血と闘うことになります
抗がん剤の副作用には代表的なものに骨髄抑制があるそうです
簡単に言ってしまうと、抗がん剤の影響を受けやすい造血細胞が血液を造らなくなってしまう…
白血球、赤血球、血小板共に減少してしまいますが、ゆずは特に白血球の減少がありました
ゆずには抗がん剤の使用が出来なくなってしまったのです
なんとか血液の状態を改善し、抗がん剤治療を進めないと…という思いで貧血と闘いました
その事は、~FeLVと貧血・2~のところでお話しようと思います
そして、飲み薬についても併せて書いていこうと思います
2012年12月辺りからおしゃべりになりました
ツイネ、ニャニャッテ コエガデチャウノ…
今思うと、逝ってしまうまでの数か月、甘えん坊でおしゃべりなかわいいかわいいゆずでした
もちろんそれまでもかわいかったんですよ
でも、どちらかというと『自立した女』的な感じでした
そろそろ時間が無くなってきたのを、ゆずは感じ取っていたのかな…
甘えん坊のかわいらしい姿を見せてくれました
オヤツ チョウダイナ…
さて、猫白血病ウイルスキャリアーについて、私は獣医師ではないので、病気の説明は出来ません
なので、ゆずが発症してからの経緯を書こうと思います
ゆずが虹の橋に旅立って2週間が経とうとしています
まだ悲しくて、寂しくて、感情的になりがちですが、様々なこと、忘れないうちに書こうと思います
トシノセイカ サイキン ワスレッポイカラナァ…
ゆずがキャリアーだとわかったのは、生後3カ月を過ぎた頃、癲癇の発作に伴う様々な検査の途中でした
お母さん猫からの感染でした
キャリアーだとわかってからも、とにかく苦しそうな癲癇の発作を抑えたくて、そちらを重点的にみていました
キャリアーだからといって、必ずしも発症するわけではないと思ったからです
2011年6月23日、ゆずを保護し病院に連れて行った時、生後2カ月位…ということでしたので、ゆずの誕生日は5月1日にしました
それから2年、誕生日は迎えられたものの、その数日後に逝ってしまいました
ゆずのFeLVとの闘いは実質的には1カ月半だけでした
時々癲癇の発作をおこしながら、発作を薬で抑えながら、ふだんはとても元気!
4月1日、ゆずのおしっこの濃い色に驚いた時も、とうのゆずは元気いっぱいでじゃれて遊んでいました
とりあえずおしっこをトイレの砂ごと先生に見ていただきました
本人がとにかく元気なので、たまたま濃いおしっこが出たのか…体を触っても痛がる様子もなく、リンパ節も腫れていないし…でも、一応おしっこの検査しましょう…ということになりました
翌日、タイミング良くトイレに向かったので採尿し(お昼頃)、4時に病院に持っていく事になりました
採尿の時点でまだ元気だったゆず、3時ごろにはふらつき始め、4時にはもうぐったりしてしまいました
おしっこを届けた時に先生に伝え、6時に結果を聞きに行く時にゆずも連れて行くということに…
ところが、おしっこを届けた30分後、病院から連絡があり、「すぐに来て下さい」とのこと
ゆずを連れて病院に行き、採血、結果が出るまでの間に先生からおしっこの検査の結果を聞きました
ゆずのおしっこには多量のビリルビンが出ていました
そして血液検査の結果、WBC4200、RBC557、Hb8.6、PCV23.6と、血液の状態は基準値より低く、肝臓値もALT≫1000(計測不能)、ALP282、AST279
怖かったのはTBIL黄疸の指標2.0でした
どうしてゆずのこの2日の様子を書いたかと云うと、それがまったく突然のことだったからです
今思い返してみても、ちょっと前まで元気だったのに、あっという間にぐったり…
例えば、数日前から食欲がないとか、元気がないとか、水をたくさん飲むとか、逆に水を飲まないとか…
普段と違う、病気の兆候がなかったのです
ネコさんは体が小さい分、悪くなるスピードが早い…
ゆずの体の中で眠っていたウイルスが突然牙を剥いて襲いかかってきた…まさにそんな感じでした
先生の話は私が1番聞きたくなかった言葉、「発症したかもしれませんね…」というものでした
黄疸の症状が出ている事、血液検査の結果の肝臓値が非常に悪い事、貧血の症状も深刻な事…
悪いことだらけで、救いは無いのか!と叫びたくなりました
ぐずぐずしている時間はなく、治療が始まりました
利胆剤、抗生剤を投与、すぐに食欲廃絶の状態になってしまったので皮下点滴を1日1回
5日になっても症状は改善されず、むしろ悪化
TBILも5.8と高く、血小板が少なすぎて出血が怖いものの、止血剤を使用して肝臓の穿刺検査をすることに…
結果は肝臓にリンパ腫が出来ているということでした
(この日はステロイドを注射)
先生から抗がん剤のプロトコルの説明を受け、血液の状態から見てゆずが使えるプロトコルを選びました
プロトコルは代表的なものが3種類、COP、COPA、UWM(25wk)
本当は効き目の強いCOPAを使いたいが、それではゆずがもたないでしょうということで、穏やかなUWM(ウィスコンシンと呼ばれているものです)を選びました
しかも組み合わせの中の強い薬、硫酸ビンクリスチンをはずしての抗がん剤治療となりました
6日、副作用がほとんどないと云われているLアスパラギナーゼを注射しました
(この日、注射したのはLアスパラギナーゼ、プレドニゾロン、抗生剤)
なぜ硫酸ビンクリスチンをはずしたかと云うと、このビンクリスチンは効果は期待できるものの免疫抑制をおこし易い薬で、ゆずのようにすでに貧血の症状が出ている場合、さらにその症状が進んでしまう事が容易に考えられたからです
実は、この日の抗がん剤治療が最初で最後の抗がん剤使用となりました
このあとゆずは貧血と闘うことになります
抗がん剤の副作用には代表的なものに骨髄抑制があるそうです
簡単に言ってしまうと、抗がん剤の影響を受けやすい造血細胞が血液を造らなくなってしまう…
白血球、赤血球、血小板共に減少してしまいますが、ゆずは特に白血球の減少がありました
ゆずには抗がん剤の使用が出来なくなってしまったのです
なんとか血液の状態を改善し、抗がん剤治療を進めないと…という思いで貧血と闘いました
その事は、~FeLVと貧血・2~のところでお話しようと思います
そして、飲み薬についても併せて書いていこうと思います