自分でカクテルつくった。
レモンの砂糖漬けと
白ワインと炭酸水。
ミントあれば良かったなあ。
ふと思い出したのだけど、
10年くらい前にひとりで行ったニューヨークで
ナンパをされた。
ひげ面のずんぐりむっくりした男のひとだった。
でも感じ悪くなかった。
にこにことイイ感じ。
リチャード・ドレイファスみたいだった。
今から考えれば
お昼を買ったスタバで
視線を感じたのだけど
気のせいかな?と思ってた。
スタバを出て次の交差点で
声をかけられた。
「一緒にお昼をしませんか
あなたがとっても素敵だったから」
と彼は行った。
イケテない処女だった私は
びびって
「忙しいので!!」
と断った。
「ほんと?」
とひげずらのおにいさんは感じ良く言った。
赤いリュックサックで
ダサいジーパン履いてた。
「ホントです!!行かなきゃならなくてっ」
と大パニックで私は足早に逃げた。
彼は自分も学生だと言っていた。
(「わたしは学生ですっ」と嘘をついたのだ)
よく考えたらさ
なんで断ったかね?
なにひとつ
相手に悪いところはないよね。
スタバから追いかけて
こんなあたしに
声をかけてくれるなんて
イイ人ですよ。
イケテなさすぎな自分が原因です。
容量が足りなかった。
それがニューヨークのヤな思い出のひとつ
と数えていたけど
なんてことないのだ。
容量足りないなら
ひとり旅なんて行くなってことですよ。
ニューヨーク、行く気は未だにしないけど
酒飲んで
ニューヨーク特集見ていて
そんなことを思い出した。
画像検索した。
ドレイファス。
あんまりひげ面はないのね。
ニューヨーク、ニール・サイモン、ひげ面。
でつながっていたかもしんない。