東京での用事のために今日から2泊で出かけた。米原から小田原までは新幹線ひかりの自由席で行く。指定席がガラガラで、自由席もいつもの半分以下だ。連休の中日なのに、やはり人が少ない。名古屋で満員になるのにさらに空いた。小田原の駅も人がいない。今なら、梅林などに出かける人が多いのに・・・。タクシーがたくさん客待ちをしている。
産業の空洞化の話はもう20年まえから出ている。改めて、海外依存のこの国を考えさせられた。空洞化している(中身が抜けている)のは、産業だけではない気がする。私たちはもう先が長くないからいいが、今の若者たちはたいへんだろう。そんなことを恵まれていた時代を過ごした親友と語り合った。今日は彼女のお誕生日祝いの食事会だった。こじんまりとしたレストランも空いていた。貸し切りのように食事を楽しんだ。
彼女は40年以上ひとつのあいを貫いている。ある意味ではとても恵まれた人生を送っている。そんな彼女に聞いてみた。「いままでで一番とはいわなくても、思い出に残っていることはな~に?」「そうね、若い時に二人で休みを合わせて1週間くらいとって旅行に行ったことかなぁ。山陰がいちばんよかったかなぁ」と答えてくれた。1年前のぶろぐが思いで作りだったが、まさに非日常が思い出になるのだろう。日常のことは、あまり覚えていない。どんな料理を作っていかかなんて。日常はそれはそれで、積み重ねが長い夫婦の歴史になるのだろう。
なつかしそうに彼女は語ってくれた。今なら、彼女の話は袋たたきにあうだろう。でも、40年以上貫いた男と女の関係を軽々しく倫理だけでは罰せられない気がした。
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