東北の山でまだ登っていない秋田駒ヶ岳に登る。天気予報はいまひとつ。翌日の方がよさそうだがバスの便の都合でとりあえず今日行ってみることにする。
バスは8合目まで上ってくれる。足に問題ありの今の私にはありがたい。
登山口に着いてみると案の定、ガスガスで眺望はなし、それでも雨だけは降っていないだけましか。出だしから「熊の出没多し」という看板が目立つ。確かに今年は秋田だけでなくあちこちで目撃情報が多いようだ。
眺望がない分、足元の花に目が行く。すでに夏の花は終わり秋の花が目立つ
ウメバチソウが多い
ミヤマアキノキリンソウ
トリカブト
思い出せない
オヤマリンドウ
タカネヤハズハハコ
私の好きなトウヤクリンドウがないのが残念。ナナカマドは着々と秋に
荒々しい火山の一面もある秋田駒
阿弥陀池を経て1時間ほどで男岳へ
ここで昼食を食べている間はよかったのだが、本来の頂上である男女岳に向かう間に雨が降りだす。雨で視界の悪い男女岳(1637M)を踏んで急ぎ下山にかかる
雨は土砂降りになり登山道は見る間に沢のなかを歩いているようになる。植生を無視して道を外れるわけにもいかずやけくそでジャバジャバと水のなかを進むしかない
登山口まで戻るころやっと小雨になる。最近は天気のいい日を選んで登ってきたのでこんなにひどい降りのなかを歩いたのは久しぶりだ。
帰りの電車から見る空はウソのような夏空だった。あの雨はなんだったんだろう
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