雨の中、本当に久しぶりに川口に行きました。かなり昔、川口にはサッポロビールの工場がありました。現在ではアリオというヨーカ堂を中心にしたショッピングモールや公園、そしてアトリアという川口市の小さなギャラリーがあります。そこで森啓介さんの作品展が開かれるとの案内状を頂いたのです。
森さんは、ツレが参加していた職場の仲間を中心とした美術サークルの指導者として知り合ったのですが、美術団体の一水会の常務委員、日展会友、県展審査委員を務めている方です。
今回の作品展は、川口市が建設を計画している美術館に、地域の画家の作品として展示予定のものとのことでした。
森さんの県展入選以来40年に及ぶ画業の主なものが展示されていましたがなかなか見応えがありました。フランス、イタリア、スペインなどの風景画から作風が大きく変化した最近の作品を一覧できましたし、どの絵も穏やかで誠実な森さんらしい絵でした。
ツレのように、アマチュアから少しでも公募展でそれなりの評価を得ようと努力している者にとっては、相当高いかもしれませんが、是非向かいたいと思う目標にもなるでしょうね。
ただ、現在は「平面」が極めて難しい時代であることは間違いないと思います。